羊と中華 ヤンボウ(移転)
ちょっと珍しい“羊中華”
※「羊と中華 ヤンボウ」は閉店しました。
札幌で中華料理を食べるなら、ちょっと珍しい店はいかがでしょうか。
今回ご紹介する「羊と中華 ヤンボウ」は、その名の通り「羊と中華」の組み合わせという他にはない “売り” を持った一軒です。
札幌でも羊の食文化は一般的になっていますが、そのほとんどがご当地グルメでもあるジンギスカンであり、中華料理との組み合わせは希少といえます。

名店揃いの「狸小路7丁目」
この店、元々はすすきの地区の外れともいえる西の1丁目、少々分かりにくいビルの中で営業をしていました。それだけに穴場中の穴場とも評されながら一部には熱狂的なファンもいる、そんな店でした。
その「ヤンボウ」が2020年初頭に「狸小路」という、今度は露出度も高い繁華街に移転。元々人気のシンガポール料理店があった場所で、前店舗とは異なり外から店内の様子が見えるオープンな雰囲気になっています。

おすすめの「ラム肉のタタキ」
最初のおすすめは「ラム肉のタタキ」(780円、以下全て税抜)。
その理由はこの一品に店の食材の良さが集約されているからで、絶妙な火入れ、柔らかな食感、そしてラム肉の旨味を存分に楽しめます。

食べてビックリ「羊焼売」
続いては「羊焼売」(2個400円)。一見普通の焼売ですが、口に含むとこれまた羊肉の旨味が広がります。
焼売はこの他、小さめサイズが6個の「羊とドライトマトの焼売」(580円)もあります。

「羊焼餃子」も一食の価値あり
焼売といえば餃子も名コンビ。この店の「羊焼餃子」(6個580円)も焼売と一緒に注文したい一品で、羊肉のジューシーな肉汁のコクと野菜の甘味がベストマッチという味わいです。
点心系には羊の小籠包や水餃子、春巻きなどもあって、どれもが羊肉の良さを活かしたこの店ならではの料理になっています。

これも羊の「麻婆豆腐」
「麻婆豆腐」(800円)も羊肉を使い、他の料理同様そのコクが味に深みをもたらしています。
味付けは極端に辛いものではなく、独特のスパイス感のあるものです。
ここでおすすめしたいドリンクが「ヤントニック」(330mlボトル 750円)。
ヤンボウの作る「クラフトボトルサワー」の一本で、山椒インフューズという独特なサワー。
店名を冠するシグネチャードリンクで、中華のスパイシーさと見事にマッチ(特に麻婆豆腐にはピッタリ!)します。

オリジナルサワー「ヤントニック」
この他、ヤンボウではオリジナルの飲み物(ソフトドリンクも含む)が多く、それもクラフトボトルで提供するなど、ちょっとお洒落なスタイルも追求しています。
その中の一品「ヤンカップ」は甕出し紹興酒を中国茶で割ったもので、ワンカップ容器に入っているいうユニークなドリンクです。

ワンカップ容器で「ヤンカップ」
「ヤンボウ」では今回ご紹介した料理以外にも、皮蛋などの冷菜や回鍋肉・青椒肉絲・エビチリなど中華の定番ものを独特のアレンジで食べさせてくれます。
さらに各種麺類や炒飯、カレーなどもオリジナリティの高さが魅力です。
これらの “羊肉を使う” というユニークなアイデアに加え、元々の(中華料理の)技術がしっかりしているので、どのメニューもそれぞれの味が楽しめて外れがありません。
是非一度、独創性たっぷりな中華料理をここ「ヤンボウ」で味わってみてください。
その他の写真
店データ
- 店名
- 羊と中華 ヤンボウ(移転) Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南3条西7丁目5
- 電話番号
- 011-218-2008
- 営業時間
- 11:00〜25:00(L.O.24:00)日曜日は15:00〜23:00
- 定休日
- 月曜日
- アクセス
- 地下鉄大通駅 徒歩5分
- 予算
- 2〜3,000円