かど屋
札幌で創業60余年の老舗うなぎ店
札幌には海鮮系の飲食店に比べて「うなぎ」の専門店は “珍しい” ともいえるほどの軒数しかありませんが、その中で「かど屋」はトップクラスの知名度を誇る店といえるでしょう。
それは何といってもこの店のロケーションにあります。
有名なススキノ交差点から歩くこと僅か1分、つまりススキノのほぼ真ん中。それも大きな通り(国道36号線)に面した店名通りの “角(かど)” なので、この店に入ったことがなくともその存在は常に目に入るほどの場所です。
創業は昭和32年(1957年)、60余年という歴史を誇ります。
当時の札幌では限られた高級料理であった「うなぎ」をより手軽に、より多くの人に食べてもらうことを目的に開店、家族連れや女性客にも入りやすいように(ススキノにありながら)当初はお酒も置かない店だったとのことです。
現在は静岡県・宮崎県・鹿児島県から養殖池まで厳選した上で、活鰻(生きた鰻)を直接仕入れています。
メインの蒲焼は、しっかりと蒸しの入った「関東風」の焼き方で、タレも東京のうなぎ専門店に多い醤油の旨味を活かしたサラッとしたやや辛口というタイプです。
創業者が「最初に東京で鰻を食べたことが、この店を始めるきっかけになった」と聞けばそれも納得できます。
人気のメニューは「うな重」、やっぱりこれが定番。
もう一つは「中割丼」。ご飯の間にも鰻が入った、お得感のある丼です。名古屋名物のひつまぶし(「ひつまぶし膳」)も食べられます。
その他「うな丼」や「うなぎ定食」など、リーズナブルな値段で提供されるメニューが多いのも特徴で、他の店と比較しても全体的に安めの値段設定になっています(下記「おすすめメニュー」参照)。
ディナータイムには「鰻串焼」で一杯、というのもおすすめです(もちろん昼でもOK)。
「きも串」をはじめ、ヒレ串・背バラ・くりから・レバーなどを焼き鳥感覚で楽しめます。
その後は、自慢のうな重や丼で締めるもよし、街中へ繰り出して2次会もよしと、ススキノの真ん中 にある「かど屋」ならではの使い方といえるでしょう。
店データ
- 店名
- うなぎと和食の かど屋 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南4条西2丁目 わたなべビル 1F
- 電話番号
- 011-531-1581
- 営業時間
- 11:00〜15:30(L.O.15:00)、16:30〜23:00(L.O.22:30)日祝は22時までの通し営業
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 地下鉄南北線すすきの駅 徒歩1分
- 予算
- 3〜4,000円