静岡おでん 富士呑見屋
札幌では珍しい「静岡おでん」の店
札幌では珍しい「静岡おでん」を味わえる店をご紹介しましょう。
店の名は「富士呑見屋(ふじのみや)」といいます。
場所は札幌第二の繁華街琴似の一角、二十四軒・手稲通り(通称:地下鉄通り)にある路面店です。
そのそも「静岡おでん」とは?と思われるかもしれません。
「静岡おでんの会」による5ヶ条では、
1.黒はんぺんが入っていること
2.黒いスープ
3.串に刺してある
4.青海苔・だし粉をかける
5.駄菓子屋にもある」
というもの。
特に「黒はんぺん」はつゆ(スープ)の色にもマッチした静岡おでんを印象付ける代表的な種で、これ無くして「静岡おでん」は名乗れません。
富士呑見屋では、常時20種類ほどのおでん種を用意しています。
静岡おでんが初めてなら、「おまかせ」がおすすめ。
5本以上の注文の場合、「鍋」で提供してくれます。カウンターやテーブルにはガスコンロがあるので、その上で煮込みながら熱々の静岡おでんを味わうことができます。
黒いおでんつゆはその見た目からは意外にあっさり。カウンターやテーブルに置かれる「だし粉」が良いバランスをとってくれます。
さらに鍋でゆっくり煮込まれるので、最後の方は濃いめのつゆで旨味が前面に出てくる。そんな味わいの違いも楽しめる、この店ならではの特徴といえるでしょう。
富士呑見屋は静岡おでんの他にもご当地グルメをいろいろ用意しています。
まずはB級グルメで今や全国的な知名度を誇る「富士宮やきそば」。
実は「富士宮やきそば」は登録商標のため、これをメニューに載せるには「富士宮やきそば学会」の麺許皆伝書を取得するなどいくつかの手続きが必要です。
ご主人はもちろん富士宮で麺許皆伝を取得しており、これもまた札幌では珍しい本物の富士宮やきそばを食べさせてくれます。
そして静岡の海の幸として有名なのが「生しらす」と「桜エビ」。
生しらすは名産地用宗(もちむね)から、桜エビは由比産のもの(桜エビは全国でも捕獲可能なのは駿河湾だけ)。
静岡県外にもなかなか出回らない希少な海産物なので、これらを札幌で常に味わえる店はほとんど無いはずです(ともに10食限定)。
その他、三島馬鈴薯(メークイン)で作った「みしまコロッケ」やその消費量で全国一にも輝く「浜松餃子」などのご当地B級グルメ、そして銘酒どころである静岡の日本酒も各種そろっています。
(みしまコロッケに名物黒はんぺんフライ、小アジのフライの「3点盛り」もおすすめです)
そんな富士呑見屋で静岡グルメのオンパレード、一度味わってみてはいかがでしょうか。
なお富士呑見屋では名物静岡おでんをはじめとする各種料理のテイクアウトが可能です。
詳しくはお問い合わせください(011-213-7780)。
その他の写真
店データ
- 店名
- 静岡おでん 富士呑見屋 Webサイト
- 住所
- 札幌市西区二十四軒3条5丁目8-25 田中ビル 1F
- 電話番号
- 011-213-7780
- 営業時間
- 17:00〜23:00(L.O.22:30)
- 定休日
- 月曜日(祝日営業、翌火曜休)木曜日。その他HPにて確認ください。
- アクセス
- 地下鉄東西線琴似駅5番出口徒歩4分
- 予算
- 3〜4,000円