レヴァーロ(LeVaro)
札幌で「生パスタ」ならこの店!
札幌で「生パスタ」にこだわる店といえば、必ずといえるほど「生パスタ専門店 レヴァーロ(LeVaro)」の名があがります。
地下鉄東西線円山公園駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街。決してアクセスに便利とはいえない場所にもかかわらず、パスタ料理では札幌屈指の人気店として知られています。
店内は1・2階にテーブルで24席、1階には目を引くジェラートのショーケースもあるなど、明るくカジュアルな雰囲気です。
イタリア料理店をはじめ、一般にパスタは保存性の良い乾燥パスタが使われることが多く、アルデンテなどそのプリッとした歯応えが特徴となっています。
一方、生パスタは保存性には欠けるものの “風味の豊かさやモチモチの食感” に特徴があり、ソースに絡みやすく、料理としての 一体感を演出できるというメリットもあります。
「レヴァーロ」の生パスタは3種類。
まずはお馴染みの「スパゲティ」。イタリア語で「ひも」という意味に由来し、太さは1.8mm、柔らかさが特徴で、どんな素材やソースにも合う定番パスタです。
そして「キッターラ」。こちらは「ギター」を意味し、ギターの弦のような機械にパスタ生地を押し当てカットされることで作られます。太さは2mmで断面が四角いのでソースがしっかり絡みやすく、歯応えのある食感が魅力です。
3つめが「タリアテッレ」で、由来はイタリア語の「切る」。この店では15mm幅の平たいパスタで、濃厚なソースとの組み合わせをすすめています。
この3種類の生パスタをソースと自由に組み合わせて、いろいろと味わえるのが「レヴァーロ」の特徴です。
ソースは「白ワインベース・クリームベース・ボロネーゼベース・トマトベース」があり、それぞれに数種類のメニューが並ぶので、最初は少し迷ってしまうかもしれません。
店では「おすすめのPASTA」として、「ゴルゴンゾーラの濃厚クリーム・牡蠣のバーニャカウダパスタ・厳選チーズのアラビアータ・海老のバジルクリーム・濃厚たらこの大葉クリーム」の5種類をあげています。
ランチ・ディナー通して選べるので、悩んだときはこの中から選べばよいでしょう。
ランチは好きなパスタにプラス330円(税込)で、サラダに自家製パン。さらに220円でコーヒーやソフトドリンク各種が付けられます。
ディナータイムには前菜系が増え、その他リゾットやピザ、肉料理や魚料理なども用意されます。
この日は前菜に「自家製ピクルス」を選びました。
ピクルスは酢の効かせ方が野菜と良いバランスで、食欲を刺激してくれます。
さらに「ニンニクと海老のアヒージョ」を注文。海老の旨味にニンニクのアクセントがとても良いバランスです。
この店で使う食材は北海道産を中心として本場イタリアから取り寄せたり、直接買い付けしたりしたものを使用しています。自家菜園で栽培した野菜類を使うのも、食材の旬や鮮度にこだわるがゆえです。
メインの生パスタは店のおすすめNo.1「ゴルゴンゾーラの濃厚クリーム」をタリアテッレで。
追加として「厳選チーズのボロネーゼ」をキッターラでセレクト。
「ゴルゴンゾーラの濃厚クリーム」はその名前から “クセのあるチーズ” を想像するかもしれませんが、それは全くといえるほど感じず、むしろチーズの旨味が際立っています。
この店の太幅タリアテッレにはぴったりのソースです。
「ボロネーゼと厳選チーズ」は本場イタリア・ボローニャで学んだという、肉の旨みをしっかり感じるソースにチーズとパスタが絡んで、その味と食感を豊かなものにしています。
今回は独特な四角い断面のパスタ「キッターラ」でいただきました(もちろんタリアテッレもおすすめです)。
デザートには「レヴァーロ」のもう一つの看板である「ジェラート」がおすすめ。
店内にあるショーケースを見て選べますが、その前で「どれにしようか?」と悩むお客さんの姿もこの店の楽しい雰囲気を象徴するものでしょう。
「レヴァーロ」オーナーシェフの堀竜史さんは和食の経験もあり、イタリアへも食材調達や料理の勉強で度々訪れるなど、その研究熱心さが(パスタだけではない)この店の料理に反映されています。
そして料理のおいしさはもちろんのこと、スタッフの接客も気持ちよく居心地の良さを感じさせてくれることがこの店の魅力であり、人気の理由にもなっているのでしょう。
なお、狸小路の注目施設「moyuk SAPPORO(モユクサッポロ)」の地下2階に姉妹店のイタリアンバルBARRA ITALIANA Le Varo をオープンしています。
その他最新情報は、Facebookにてご確認ください。
その他の写真
店データ
- 店名
- 生パスタ専門店 レヴァーロ(LeVaro) Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区北3条西23丁目2-15 LEE space北円山
- 電話番号
- 011-614-2202
- 営業時間
- 11:30〜15:00(最終入店14:15)17:00〜21:00(L.O.20:15)
- 定休日
- 火曜日・隔週月曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線円山公園駅 徒歩10分、西28丁目駅 徒歩7分
- 予算
- 2〜3,000円