喜香庵

蕎麦打ち名人の技を札幌で再現

喜香庵

日本を代表する蕎麦打ち名人として知られる高橋邦弘氏。
名店「翁」「達磨」、そして修行先「一茶庵」の名を広めた方でもあります。

その高橋名人の薫陶を受け、その技を札幌の地で再現すべく店主の阿岸郁也氏が開いた蕎麦店が「喜香庵(きこうあん)」です。

雰囲気たっぷりのアプローチ

雰囲気たっぷりのアプローチ

場所は札幌中心部から少しだけ離れた西17丁目。
2階のエントランスは飛び石が敷かれるなど、和の雰囲気がたっぷりで、いかにも旨いそばが食べられると期待させるものです。

店内も落ち着いた造り。高橋氏の著作本なども置いてあり、師匠への敬意とともに翁達磨系としての誇りが感じられます。

落ち着いた店内

落ち着いた店内

着席すると、ご主人が蕎麦の説明をしてくれます。
白くて細い「並粉そば」と黒くて太い「田舎そば」があること。そして「量が少ない」ことを前もって伝えられます。

「翁達磨グループ」の店なので、蕎麦には徹底したこだわりを持っており、特にそば粉は皮むきから粉にするまで全て自家で行う完全自家製粉です。

「鴨せいろ」そばは「並粉」

「鴨せいろ」そばは「並粉」

その蕎麦をシンプルに味わうなら「せいろ」(820円、以下全て税込・田舎は40円増し)がおすすめ。できれば並粉・田舎、両方のそばを味わってみてください。

「鴨せいろ」(並粉1,650円)は鴨肉の旨味がたっぷり出たつゆで「せいろ」をいただきます。
最初は並粉で頼んで、次に田舎を「そばのみお代わり」(550円)で注文すれば、2種類のそばを楽しめます。

滋味溢れる「田舎そば」

滋味溢れる「田舎そば」

営業時間は20時(L.O.)までと短いながら、蕎麦前もおすすめです。

天ぷらなどはありませんが、定番の「そばみそ」(330円)や「焼きのり」(330円)、「だし巻きたまご」(880円)などが用意され、珍しいものでは「豆腐のみそ漬け」(330円)や「生麩の田楽」(330円)などもあります。

蕎麦屋ならではの「だし巻きたまご」

蕎麦屋ならではの「だし巻きたまご」

日本酒は1合660円から。
ご主人が厳選した銘柄を置いてあり、一茶庵の地元、栃木の名酒「四季桜」などはこの店らしいセレクトです。

翁でも定番酒だった「四季桜」

翁でも定番酒だった「四季桜」

シンプルな酒肴でゆっくりお酒を楽しみ、手打ちのそばを香りと共に味わう
ここ「喜香庵」では、そんな大人の時間を過ごすことができます。

その他の写真

店データ

店名
喜香庵 Webサイト
住所
札幌市中央区南3条西17丁目291 すずかけビル2F
電話番号
011-616-4181
営業時間
11:00〜15:00、18:00〜20:00(L.O. 日・祝日は昼のみ)
定休日
火曜日
アクセス
地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩4分
予算
1〜2,000円

おすすめメニュー

  • せいろ:並粉820円、田舎860円(税込)
  • 鴨せいろ:並粉1,650円、田舎1,690円
  • そばみそ:330円
  • 焼きのり:330円
  • だし巻きたまご:880円
  • 日本酒:1合660円〜