和味酒彩 秋夏
円山で気軽に「和」を味わう
新進気鋭の料理人がオープンした和食の店「和味酒彩 秋夏(わみしゅさい しゅうか)」をご紹介します。
ご主人の静 裕介(しずかゆうすけ)さんは金沢で日本料理を修め、近年は兄の経営する札幌の寿司店で和食・一品料理担当として腕を振るいました。
その後独立してこの店を開店したのは2019年の10月。東西線の円山公園駅から徒歩5分ほど、かつての「まるやまいちば」(現在はマンション)東向いという場所に店を構えました。
店内はカウンター(6席)にテーブルが3卓。カウンターは自慢の天ぷらを提供しやすい設計にこだわったとのこと。
この店の特徴は基本メニューやコースはあるものの、その日の仕入れで献立を組み立てる「旬」を重視した料理にあります。
初めての訪問なら「晩酌コース」から始めるのもよいでしょう。
ドリンク2杯にお通し、天麩羅3点、刺身3点という手軽なセットです。
ある日の晩酌コースは「鯨ベーコンと葱」のお通しから。
それをつまんでいると刺身の「3点盛」が出てきます。
ボタンエビに隠れているのは「春子(かすご)」。鯛の稚魚で、その名のとおり「春」に多く提供される季節感のある魚です(稚魚であり旬はないともされます)。
この店らしいセレクトでさらにひと仕事、酢締めを施してくれました。
刺身の次は「天麩羅」です。
この日は「石鯛・アオリイカ・スナップエンドウ」の3点。
サックリした揚げ切りが特徴で、食材それぞれの旨味を引き出しています。
このコースを味わったなら、その後は何品か追加してみるのもよいでしょう。
黒板にはその日の「天タネ」や「おすすめ食材」が書いてあるので、その中から選べます。
この日は珍しい「桜えび」がありました。
ご存知、静岡県の駿河湾(由比漁港などに限定)でしか漁獲されない希少なエビで、札幌ではあまり見かけません。もしこの店で見かけたら、ご主人自慢の「かき揚げ」でいただくのもおすすめです。
刺身は全国から直接仕入れたその日の魚を単品や盛り合わせ(三点・五点盛り・おまかせ盛り)にもしてくれます。
この日は追加で九州の「関サバ」を注文しました。
天麩羅も黒板やメニューを見て追加してみましょう。
中でも九州から仕入れる「活車海老」は、この店の名物ともいえるおすすめの天タネです。
一品料理・酒肴類もいろいろ用意され、特に自家製の「カラスミ」は、まさにお酒にピッタリの味に仕上げています。
同じく「小肌」も程よい締め具合がお酒のアテに最適といえるでしょう(メニューでは「刺身」に記載)。
「日本酒」も全国から厳選したものがズラリ。
この日は、最近岐阜から北海道に移転して話題となっている「三千櫻(みちざくら)」がありました。
今回ご紹介した晩酌コース以外に「天ぷらコース」もあります。
その他、コース内容などを希望に合わせて変更してくれるなど、使い勝手の良さが売りでもあるので、ぜひ相談してみてください。
この店の本格和食を気軽に楽しめる土日曜限定の「ランチ」営業も行っています。
土日の営業時間は12:00〜14:00(ディナーは14:00〜20:00)で、当月の休日など日程は公式ホームページ でご確認ください。
円山で気軽に和食を楽しみたい。そんな時におすすめの一軒がここ「和味酒彩 秋夏」です。
その他の写真
店データ
- 店名
- 和味酒彩 秋夏 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区大通西23丁目2-8 グリーンマンション熊谷1F
- 電話番号
- 011-688-5277
- 営業時間
- 16:00〜24:00(L.O.料理23:00、ドリンク23:30)土日12:00〜22:00
- 定休日
- 不定休(HPで告知)
- アクセス
- 地下鉄東西線円山公園駅 徒歩5分
- 予算
- 3〜4,000円