※ ラーメン 点と線.は2024年1月31日をもって閉店しました。

 

札幌の代表的グルメである「ラーメン」と「スープカレー」を一緒に楽しめる。
そんな店が「ラーメン 点と線.」です。

今まで「スープカレー店が（別メニューで）出すラーメン」や「スープカレー風のラーメン」をご紹介したことはありますが、この店は人気のスープカレー専門店（Rojiura Curry SAMURAI.）自体が運営するラーメン店なのです。

場所は狸小路の7丁目。昭和のディープな雰囲気を残す区域にありながら、この店では “新感覚” に満ち溢れたラーメンが味わえます。

店の前には店頭幕やA型看板、行灯などが賑やかに並んでいますが店は2階、暖簾をくぐって階段を上がると入口の扉があります。

店内に入るとすぐに券売機があるので、食券を買いましょう。
おすすめの定位置である左上のボタンには「スパイスラーメン」（900円税込）。そのとおりの人気ナンバーワン、この店の看板メニューとのことです。

その他「限定ラーメン」や各種のトッピング、サイドメニューなどもあります。

今回は「スパイスラーメン」に「半熟たまご」（100円）「ザンギのせライス」（250円）の食券を購入しました。スパイスラーメンは中辛程度ですが、辛さ増し（2倍50円〜）も可能です（紙エプロンもあるので、必要であれば注文時にお願いしましょう）。

しばらく待つと「スパイスラーメン」が着丼します。
見た目は（ほぼほぼ）スープカレー。具もたっぷりです。

パプリカに青ネギ、カイワレ・食用菊・系唐辛子はカラフルさを演出しており、丼から大きくはみ出した揚げゴボウも目を引きます。レンコン・キクラゲ・ナッツは食感が楽しめ、もちろんチャーシューも入っています（なお丼に刺してあったカットレモンは最近「味変レモン酢」に変わったようです）。

さらに見栄えと食べ応えを追求するなら「全部のせ」（1,300円）、逆に少なめでよいなら「シンプル」（800円）メニューがおすすめです。

スープは「スパイスラーメン」という名のとおり、粒々が浮いて見えるほどのスパイス感。
しかしひと口啜ってみれば、確かにスパイシーながらクリーミーさやコクも感じさせ、スパイスだけが尖ることのないバランス良い味に仕上がっています。

麺は中太のプリプリタイプ。スパイシーで少しトロみのあるスープによく絡みます。
このスープにこの麺あり！といえるベストマッチなものです。

まずはそのまま麺とスープを味わったなら、トッピングの「半熟たまご」を割って黄身をスープに溶きましょう。まろやかさが加わって、さらにバランスの良いスープに変化します。

「ザンギのせライス」は北海道らしいザンギを味わえるサイドメニューですが、おすすめの食べ方があるのです。

揚げたてのザンギをひと口味わって、残り半分はスープに投入してみてください。しばらくするとスパイシーなスープが衣に染み込んで、ザンギの味変が楽しめます。

ザンギを食べたら、今度はライスにチャーシューと半熟たまごの半分をオン！そしてスープを上から少しかけてみればスープカレー味の「チャーシューライス」の出来上がりです。

ライスは少し残しておいて最後にスープと一緒に食べれば、これぞまさに「スープカレー！」。

このように「ラーメン 点と線.」ではスープカレー的ラーメンとしてはもちろん、トッピングとサイドメニューでもいろいろ楽しめます。
こんなラーメン、札幌でも他ではなかなか食べられないでしょう。