(閉店)華龍
老舗で食べるワンコインラーメン!
※ 「ラーメン華龍」は2022年5月22日をもって閉店しました。
JR桑園駅と地下鉄東西線西11丁目の中間くらい、北5条通り沿いにポツンと店を構えるラーメン店、それが「ラーメン 華龍(かりゅう)」です。
創業は昭和46年(1971年)という半世紀にわたる歴史を持つ老舗店であり、店を切り盛りするのは大ベテランの女性店主。お客さんに気軽に話しかける人懐っこいキャラクターで人気です。
決まり文句は「ウチ、初めて?」。
それはラーメンに野菜を入れるかどうかの確認なのです。
この店の野菜はもやしが中心。札幌でラーメンにもやしが入るようになったのは「味噌ラーメン」の登場以降であり、それまでの札幌ラーメンといえば「醤油」味で、もやしは入っていませんでした。
すすきのでも同様の確認をする老舗ラーメン店があり、古くからの札幌ラーメン好きからは「もやしを抜いて欲しい」という要望があったからのようです。
この店が同じ理由かはともかく、野菜はもやしの他に玉ねぎ・白菜・人参・長ねぎなどがたっぷりと入っているので、野菜を入れるかを聞かれたならぜひ「お願いします」と答えましょう。
定番の「みそラーメン」はスープで煮たその野菜の上にチャーシューが乗っています。
麺は黄色く縮れた “the 札幌麺” で、この店のスープとの相性は言うまでもありません。
そのスープは野菜の旨味と味噌のコクがしっかり出たもの、まさにオーソドックスな札幌味噌ラーメンを味わうことができます。作り方はずっと変わっていないそうです。
驚くのは、これがなんとワンコイン!500円(税込)なのです。
数年前、値段が500円になった段階で「もう値上げはしない!」と決めて頑張っているとのこと(学生さんとの約束とか)。そんな心意気もこの店の人気を支えているのでしょう。
ラーメン以外のメニューがもう一方の名物でもある「カレーライス」(480円)。
これまたワンコイン以内で頑張っていますが、深皿にご飯をギュッと詰めて盛ってくれるので見た目以上のボリュームです。
カレールーは茶色っぽい家庭的なルックスのもので、福神漬けが添えられます。
らっきょうは(好みがあるからか)容器に入ったものをカウンターに置いてくれます。
このカレーライス、ラーメンと一緒に頼んでも千円札でお釣りが来ます。ただし量は多め(ご飯が詰まっている、肉もゴロゴロ)なので、両方注文する時はその点ご承知おきください。
ここ「華龍」のラーメンもカレーも懐かしさを感じさせる “お母さんの味”。
お母さんとのお喋りを楽しみながら、そんなラーメンとカレーを味わってみてはいかがでしょうか。
その他の写真
店データ
- 店名
- ラーメン 華龍
- 住所
- 札幌市中央区北4条西14丁目1-2
- 電話番号
- 011-241-5613
- 営業時間
- 11:00〜22:00、月曜営業日は〜17:00
- 定休日
- 第1月曜日
- アクセス
- JR桑園駅 徒歩10分
- 予算
- 〜1,000円