千寿

純すみ系を代表する人気ラーメン店

千寿

札幌のラーメンといえば味噌ラーメン。そしてその一大勢力が「純すみ系」
味噌ラーメンの代表的な老舗店として知られる「純連」「すみれ」で修行し、その後独立した店のことで、札幌には少なくとも20軒以上があります。

「らあめん」の幟が目印

「らあめん」の幟が目印

その代表的な一軒が今回ご紹介する「千寿(せんじゅ)」です。

大通公園8丁目の少し北側、公園の散策ついでに寄れる場所にあります。
ビルの地下(1階は有料駐車場)なので、入口前に立つ「らぁめん」の幟(のぼり)が目印になるでしょう。

店はビル地下の奥

店はビル地下の奥

人気はやっぱり味噌ラーメン。この店では「味そ」と独特の表記で、そのこだわりを感じさせます。

人気の「味そ」

人気の「味そ」(現在「煮玉子」はトッピング)

スープは純すみ系に共通のコクのある味噌味に生姜の風味を感じるものですが、油っぽさは控えめです。塩味がやや強めで、ニンニクにスパイスも効いているので、味噌の旨みが引き立ちます。

コクのある「スープ」

コクのある「スープ」

麺は中太の黄色っぽい縮れ麺。まさに王道、スープがよく絡みます。

札幌の「王道麺」

札幌の「王道麺」

具はチャーシューにメンマ、玉ネギとモヤシに刻み長ネギ。そして半熟玉子が半分にカットされ1個分入っているので、これだけで “完成形” になっています。→ 現在「煮玉子」はトッピングになりました(100円)。

柔らかな「チャーシュー」

柔らかな「チャーシュー」

特徴的なのはチャーシューで、柔らかく煮込まれて口の中ですぐにほぐれるほど。
スープとの相性を考えてか、ややあっさり目の味付けになっています。

札幌を代表する店らしく「味そ」が一番人気ですが、「塩」も常連客の支持を集めます。

常連ファンの多い「塩」

常連ファンの多い「塩」

このラーメンを食べると、この店の「味そ」がこの「塩」にその味のベースがあるように思えます。
よくある “塩っ気” の強いものや薄味で “物足りない” 塩ラーメンが多い中、この店の作りはやや強めの塩味にスープの旨味がバランスを取っており、そのベクトルは「味そ」と同じ方向を示しています。

コクのあるスープと麺、具材のバランスが取れた千寿のラーメンは、数ある札幌ラーメンの中でも頭ひとつ抜けた完成度を誇るといえるでしょう。

カウンターにはこれらが配置されます

カウンターにはこれらが配置されます

人気店ゆえに昼時は行列ができていますが通し営業なので、時間を少しずらせば比較的入店しやすくなりますよ。

※ なお、同種類のラーメンをワンロットで調理するため、注文順の提供とならない場合(特に塩・正油の場合)があるのでご承知おきください。

その他の写真

店データ

店名
らぁめん 千寿
住所
札幌市中央区大通西8丁目2-39 北大通ビル B1F
電話番号
011-281-1101
営業時間
11:00〜19:30(L .O.)
定休日
日曜日(祝日は営業)
アクセス
地下鉄大通駅1番出口 徒歩5分
予算
〜1,000円

おすすめメニュー

  • 味そ:900円(税込)
  • 塩:900円
  • 正油:900円
  • 大盛り:1,100円
  • チャーシュー麺:1,300円
  • 大盛りチャーシュー麺:1,400円