円山 嬉

円山のこだわり無添加ラーメン

円山 嬉

ラーメンの街札幌では、際立つ特徴がなければ自然淘汰されてしまうほどラーメン店の激しい競争が行われるといってよいでしょう。そんな札幌の円山地区で「無添加・無化調」にこだわり、その味を認めさせて来たラーメン店が「円山 嬉(うれし)」です。

大きな提灯と暖簾が目印

大きな提灯と暖簾が目印

地下鉄東西線円山公園から遠からぬ中通りに暖簾と提灯を掲げて営業しています。
店内はL字型のカウンターに7席。入店したらまずは食券の購入です。

メニューは醤油(正油)・味噌・塩系カレーのバリエーションがあります。
定番は「魚醤」(800円)。その他独特な「みそカレー」に札幌といえばの「味噌・辛みそ」、塩系では「しお梅」などが女性に人気(月ごとに順位が変わるほどどれもが人気ですが)のようです。

券売機は店の奥

券売機は店の奥

麺は「のど越し重視 細麺・粗挽き固め 中麺・もっちり柔らか 太麺」から選べます。茹で時間も掲示されており、それぞれ3分・5分・7分となっています。

細麺はみそ系以外に、逆に太麺はみそ系がおすすめ。すべての味に合うのは「中麺」とのことです。
そしてこれらの麺は「替え玉」で食べ比べをすることもできます(選んだ味におすすめの麺を店主に聞けば、丁寧に教えてくれます)。

おつまみに「シュウマイ」

おつまみに「シュウマイ」

店内には「添加物freeの為、オーダーを受けてから味の調合をするので時間がかかる」旨の注意書きがあります。混んでなければそれほどの待ち時間ではありませんが、確かに普通の店よりは時間を要するので、サイドメニューの「シュウマイ」(500円)などでビールを飲んで待つのもよいでしょう。

カウンターの上は整然と

カウンターの上は整然と

カウンターの上には各種調味料に加えてティッシュや布巾、小さなダストボックスなどが整然と並べられており、店主のお客さんに対する気遣いを感じることができます。

定番の「魚醤」

定番の「魚醤」

さて、カウンター台に置かれた「魚醤」を手元に引き寄せて眺めてみれば、具はチャーシュー・ネギ・生姜・メンマ・糸唐辛子・キクラゲ、丁寧に盛り付けられています。

食べてみればたっぷり入ったキクラゲがコリコリで、プリプリの麺と一緒になってリズム感が生まれるかのようです。チャーシューも流行りのトロトロ系ではなく、しっかり炙られた噛んで旨味を感じる食べ応えのあるもの。店主のこだわりを感じます。

中麺は黄色の縮れ麺

「中麺」がよく合います

そしてスープは物足りなさが残りがちな「無化調」とは全く思えないほどの味わい。
しっかり深い旨味が印象的で、クセになってしまうほどです。

これも人気の「みそカレー」

これも人気の「みそカレー」

「みそカレー」(1,000円)も人気上位のメニューで、こちらには太麺がおすすめ
札幌といえば味噌ラーメンであり(スープ)カレーでもあるので、まさに札幌グルメを象徴するかのようなラーメンでもあります。

こちらは「太麺」で

こちらは「太麺」で

味噌もカレーも極端に味を強調することのないバランスのよさが印象的で、この店のラーメンに共通する特徴のようです。

女性に人気の「しお梅」

女性に人気の「しお梅」

中麺、太麺と来たなら次は「細麺」です。
こちらは「しお」系がおすすめ。人気の「しお梅」はスープがほんのりとピンク色で、塩スープの旨味に梅の酸味がよくマッチしています。

これも無化調の良さを味わえる傑作メニューといえるでしょう。

しお系は「細麺」がおすすめ

しお系は「細麺」がおすすめ

ここ「円山 嬉」はその場所柄か、女性一人客の姿も目につきます。円山公園や動物園、北海道神宮参りの際にでも “クセになるほどの無化調ラーメン” を味わってみてはいかがでしょうか。

その他の写真

店データ

店名
円山 嬉
住所
札幌市中央区大通西23丁目1-16
電話番号
011-215-4478
営業時間
11:00〜24:00(変更あり)売切れ終了
定休日
水曜日・第3火曜日(祝日の場合営業)
アクセス
地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
予算
〜1,000円

おすすめメニュー

  • 魚醤:800円(税込)
  • みそカレー:1,000円
  • 味噌:800円
  • しお梅:900円
  • 塩ブラック:800円
  • シュウマイ:500円