板そば なみ喜

札幌で食べる十割手打ちの「板そば」

板そば なみ喜

札幌では珍しい「板そば」が食べられる店、それが「板そば なみ喜」です。
東京オリンピックのマラソンコースで使われた「宮の森・北24条通り」を挟んで、北海道大学の広大な敷地に対面して店を構えます。
最寄り駅の地下鉄南北線北24条駅、JR八軒駅からはともに徒歩20分ほどという決してアクセスの良い場所ではありませんが、待ち客が出るほどの人気店になっています。

店前の駐車場はいつも満車

店前の駐車場はいつも満車

店内は一人でもゆっくりできるカウンターにテーブル席、家族連れやグループには小上がりもあります。
店の看板は「板そば」。板そばとは山形県の内陸部の蕎麦の食べ方で、長い板や木箱にそばを盛り付けて振る舞われたことが由来とされています。
この店のご主人がかつて現地で出会った板そばをアレンジして札幌で提供するようになったとのことで、そばは色の濃い太めの田舎蕎麦。蕎麦粉十割で手打ちしたものです。

しなやかな田舎蕎麦です

しなやかな田舎蕎麦です

一般的にそのような(蕎麦粉十割手打ちの田舎)そばというと太くて切れやすく、その分短めで食感は“ボソボソ”したものが多いという印象があるかもしれません。
しかしこの店のそばは、しなやかさがありツルっと口に当たります。そして程よいコシもあるので、太さのわりには喉越しの良さも楽しめます。

「板」でもこの量です

「板」でもこの量です

そばは通常盛りの「ざる」、1.5倍の量の「板」、2倍の「中」(板ちゅう)、2.5倍の「大」(おお板)、そして「特」(とく板)は3倍となり、さらに「ハーフざる」「大ざる」も用意されています。

天ぷら系にはこれらの各サイズが組み合わされます(「鳥天ざる中」など)。
天ぷら系の人気で店の名物ともいえるのが「鳥天」です。国産の生にこだわった鶏ムネ肉をやや薄めに切って揚げています。下味がついて天つゆにつけなくてもよいほどの味わいです。

鳥天ざるの「鶏天3枚・野菜2種」

鳥天ざるの「鶏天3枚・野菜2種」

鳥天ざるの「鶏天3枚・野菜2種」この鳥天に板そばを組み合わせた「鳥天ざる」が一番人気です。鶏天3枚に野菜の天ぷら2種というボリュームは「ざる」との差額を考えたら圧倒的なコスパといえるでしょう。
「天ぷら」は大えびにキス、のり天に野菜天が4種類とこれもまたボリュームたっぷり。同じく「板そば」との組み合わせがあります。

人気の「鳥天」

人気の「鳥天」

これらの天ぷら系もおすすめですが、この店のそばの味を引き立てる「辛味ざる」をぜひ一度食べてみてください。この店では注文を受けてから絡み大根をすり下ろしてくれます。田舎蕎麦によく合うのが(大根)おろしであることは改めて言うまでもありません。

最後は蕎麦湯で

最後は蕎麦湯で

そばを食べ終わるころ、蕎麦湯を出してくれます。この店では蕎麦つゆを徳利で提供しているので、つゆの量を加減しながら食べられることに加え、蕎麦湯を飲むときにも濃さを調整することができます。

そば以外にも「うどん」やご飯ものもあり、特に人気の鳥天を4枚乗せた「鳥天丼」はまさに名物丼。「ハーフざる」との組み合わせもおすすめです。

相変わらずの満車です

相変わらずの満車です

店の前以外に第二駐車場もありますが、昼時はどちらも満車というほどの人気店なので、できれば混雑する時間帯を外しての訪問をお勧めします。

その他の写真

店データ

店名
板そば なみ喜
住所
札幌市北区北24条西13丁目2-1
電話番号
011-746-0156
営業時間
11:00〜16:00、17:00〜20:30(L.O.各30分前)
定休日
木曜日
アクセス
地下鉄南北線北24条駅 徒歩20分
予算
1〜2,000円

おすすめメニュー

  • 板そば:900円(税込)〜
  • 鳥天ざる:1,020円〜
  • 鴨ざる:1,080円〜
  • 辛みざる:930円〜
  • 温鳥天:1,100円
  • 鳥天丼:1,180円