蕎麦に銘酒 蔵美庭gravity

「蕎麦と銘酒」を気軽に楽しめる店

蕎麦に銘酒 蔵美庭gravity

今回は2021年3月にオープンしたばかりの蕎麦店をご紹介します。
その名は「蕎麦に銘酒 蔵美庭gravity(グラビティ)」

この店、実は新規開店というわけではなく、すすきので4年近く「憩いの酒 蔵美庭gravity」という店名で営業していました。
ご主人の黒島健介さんは30代を迎えてから蕎麦の道に入り東京の名店などで修行を積んだ後、すすきのに「蔵美庭gravity」を開店。業態は日本酒バー系であり蕎麦はあくまで限定数での提供となっていたため、常連客の間では蕎麦メニュー拡充の要望が根強くありました。

南大通「大通西14」交差点角です

南大通「大通西14」交差点角です

今回、すすきのから西14丁目(南大通沿い)への移転とともに新店名となり「蕎麦」の看板を掲げ、いよいよ本格的な「蕎麦とお酒を楽しめる店」へのリニューアルとなったのです。

店名に使われる「gravity」とは、英語で「重力」のこと。
ワイン造りでは「gravity flow」という手法が使われることが知られます。これは重力を利用して果汁やワインを移動させる(ポンプによる場合に比べて衝撃が少ないため自然のままに優しく扱える)システムです。
つまり「力に逆らわず自然のまま、肩の力を抜いた店」という思いを込めているのでしょう。

感染対策もしっかりの店内

感染対策もしっかりの店内

それは店に入ってみればすぐに分かります。
ご主人は一見頑固な蕎麦職人かと思わせるものの、話しを交わしてみればとても気さくな方で、まさに “肩の力を抜いた” 応対をしてくれるからです。

この日のお通し「特製ポテトサラダ」

この日のお通し「特製ポテトサラダ」

新店でのメニューは酒肴として「一品」ものと手書きの「おすすめ品」があり、蕎麦は「つめたいお蕎麦」と「温かいお蕎麦」とに分かれます。
お酒を注文すると「お通し」(500円税込)が付き、この日はサワークリーム仕立ての「ポテトサラダ」でした。

「だし巻き玉子」は蕎麦屋ならでは

「だし巻き玉子」は蕎麦屋ならでは

一品ものから、まずは蕎麦屋の定番「だし巻き玉子」(二個玉550円、三個玉700円)を注文。
ふんわりと焼かれ、蕎麦屋ならでは “だし” のしっかり効いたお酒によく合う玉子焼きです。

碾きたてにこだわる「そばがき」

碾きたてにこだわる「そばがき」

さらに「蟻巣石の碾きたてそばがき」(1,200円)を追加。
「そばがき」は作るのに手間がかかるため品書きに載せる店は多くありません。しかし蕎麦粉に自信を持つ店ほど、その味がよく分かる「そばがき」を食べてほしいはずです。
この店では “碾きたて” の蕎麦粉にこだわり、店内に設置された石臼で注文を受けてから蕎麦粉を碾いています。

「そばがき」には4種類の薬味

「そばがき」には4種類の薬味

こだわりはそれに留まりません。薬味としてそばがきの上には「本わさび」、さらに「塩」「蕎麦つゆ」も添えられます。ここまで(食べ方に)こだわっている店は少ないのではないでしょうか。

メニューの中でも目を引く一品に「アジフライ」(850円)があります。

骨まで揚げてくれる「アジフライ」

骨まで揚げてくれる「アジフライ」(写真はハーフです)

“釣りもの” の刺身で食べられるアジを使ったフライで(骨まで揚げた)「骨せんべい」も添えてくれます。これはまさに素材の良さを証明するもので、その「身」はふんわりと揚がり衣はサクサク、自家製のタルタルソースとの相性も抜群です。
その他、熊本の地鶏「天草大王」の料理も日替わりを含む各種(とりわさ・塩焼き等)が用意され、蕎麦の具材としても使われています。

日本酒は1杯500円

日本酒は1杯500円

これらの「おつまみ」で蕎麦前を楽しむお酒類は各種用意されていますが、特に全国から取り寄せた「日本酒」は銘酒揃い。店内の大きな冷蔵庫の中でその出番を待っています。
例外の特選酒もあるようですが、基本は全て「一杯500円」という分かりやすい設定です。
自分で冷蔵庫を覗き込んで注文するもよし、好みや料理に合わせたものをご主人に選んでもらう「おまかせ」もよいでしょう。

基本の「もり」

基本の「もり」

さて、蕎麦。この日は基本の「もり」(800円)を注文。
この店ではその時ごとに蕎麦粉を使い分けており、この日はニセコ産の「キタチアキソバ」でした。さらに「そばがき」用には雨竜町産の蕎麦を碾くなど、同じ日でもメニューによって変えるほど。
ここにも並々ならぬこだわりをを感じます。

香り高い蕎麦

香り高い蕎麦

外一(蕎麦粉10:つなぎ1)で打った「そば」は香り高く、程よい喉越しのもの。
「つゆ」は適度な辛さに独特の甘味と出汁感、サラリとした口当たりは蕎麦を手繰りやすくしてくれます。
なお蕎麦粉のみならず、つなぎとの比率や作り自体を(更科などに)変えることもあるので、どんな蕎麦が食べられるかはその日のお楽しみ。そんな、何とも不思議な魅力も感じさせてくれます。

笑顔で迎えてくれる店主の黒島さん

笑顔で迎えてくれる店主の黒島さん

開店早々で、今後メニューが増えたり営業時間が変わったりすることもあるかもしれませんが、蕎麦前を気軽に楽しめることに変わりはないはずです。
ぜひ「蕎麦に銘酒 蔵美庭gravity」でこだわりの料理と蕎麦、そして銘酒を味わってみてください。

蕎麦に銘酒 蔵美庭gravity
「蕎麦と銘酒」を気軽に楽しめる店

その他の写真

店データ

店名
蕎麦に銘酒 蔵美庭gravity Webサイト
住所
札幌市中央区大通西14丁目3-28 SSTビル1F
電話番号
011-252-7877
営業時間
11:00〜21:00(L.O.)
定休日
月曜日
アクセス
地下鉄東西線西11丁目・18丁目駅 各徒歩5〜6分
予算
3〜4,000円

おすすめメニュー

  • お蕎麦各種:800円(税込)〜
  • 蟻巣石の碾きたてそばがき:1,200円
  • だし巻き玉子:二個玉550円・三個玉700円
  • アジフライ:850円
  • 「天草大王」料理各種:650円〜
  • 日本酒:500円(特別価格の品もあり)