めん屋大介
札幌で食べる“元祖”台湾まぜそば
「台湾まぜそば」は “名古屋めし” のひとつとして知られるご当地グルメですが、その源流は名古屋のラーメン店「麺屋はなび」の賄いにあります。
今から十数年前、名古屋では「味仙」などの「台湾ラーメン」が既にご当地グルメとして人気になっていました。
麺屋はなびでも台湾ラーメンのメニュー化に取り組み、その中で開発した“台湾ミンチ”(ピリ辛のひき肉そぼろ)を賄いとして “まぜそば” に使用したことが「台湾まぜそば」の発祥とされています。
そんな「台湾まぜそば」を札幌で食べられる店があります。「めん屋大介」※です。
場所は地下鉄東西線バスセンター駅の5番出口直結した第36桂和ビルの地下1階、看板が無いので探すのに苦労するかもしれません。
しかしここ、知る人ぞ知るグルメ喫茶「未貴」の隣。サツメシでもご紹介した場所なので、訪問したことのある方もいるでしょう。
店はワンオペ(時間かかるのはご承知おきを)で、セルフサービスのカウンター席のみという造りです。
ご主人は “元祖” としてご紹介した「麺屋はなび」の出身。札幌に本場の味を!ということで5年前の2016年にオープン。昨年末現在地に移転後、メニューを絞って再開しました。
入店後券売機で食券を買います。定番はもちろん「台湾まぜそば」。
食券は番号札と交換となり、出来上がるとその番号で呼ばれます。食券を渡す際「ニンニク入れますか?」と聞かれますが、味にパンチが増すので入れることをおすすめします。
番号を呼ばれると、お盆に「台湾まぜそば」と小鉢くらいのごはんが乗せられています。このご飯は、最後の楽しみ「追い飯」用になります。
麺は全粒粉を使った太めのもの。茹で上げ時に麺に傷をつけることで粘りが出てタレに絡みやすくなり、味もまろやかにしています。
まぜそばの具材はニラ・ネギ・海苔・台湾ミンチに卵黄。まずは卵黄が崩れて全体に混ざるくらい混ぜ合わせます。そしてワシワシ!といただきましょう。
塩味にエッジの効いた辛味、ニンニクのパンチ感、魚粉の風味などが混ざり合い、味に深みを出しています。途中「昆布酢」での味変も可能です。
さて、麺を食べおわったらいよいよ「追い飯」。傍らのごはんを投入、残りのタレと混ぜて食べましょう!
これがまた良い味が出ていてご飯にぴったり!食事の締めを飾ってくれます。
このようにここ「めん屋大介」は、札幌では唯一 “本場そのもの” の「台湾まぜそば」が食べられます。しかしその場所・店構えから現時点では “穴場中の穴場” といえる存在です。ぜひ探してみてください!
※ 現在地へ移転後は「セルフ台湾まぜそばの店」として紹介されている場合もありますが、Twitterでは元の「めん屋大介」として情報発信をしているので、ここではその店名にて掲載させていただきました。
その他の写真
店データ
- 店名
- めん屋大介 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区大通東2丁目 第36桂和ビルB1F
- 電話番号
- 未公開
- 営業時間
- 11:30〜14:30、18:00〜22:30(L.O.22:00)日曜は通しで〜20:00)
- 定休日
- 水曜・木曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線バスセンター前駅 徒歩2分
- 予算
- 〜1,000円