西の繁華街「琴似」で大衆中華といえば、「喰処 いこい」は人気の一軒です。
駅からは少し離れますが近くには西区役所などもあって、昼はその職員や周辺の会社員で賑わっています。

店内はシンプルな町の食堂風。控えめながら有名人のサインが飾られており、実は “知る人ぞ知る” 店であることがわかるでしょう。

メニューは麺類＋御飯類＋炒物の３本立て。
今回はその中から「チャーハン」と「ぎょうざ」のご紹介です。ともに自慢料理であることは店の看板や暖簾が表しています。

「チャーハン」はきれいにオタマの形に盛られて登場、赤や黄色、緑の具材も懐かしさを感じさせます。

スプーンですくって口に運べばやや “しっとり・ふんわり” な口当たり。パラパラ感よりスープの旨みを活かしたような味わいです。

それは添えられる「中華スープ」がチャーハンにベストマッチ！という事実が証明します。
食べ進むにつれ、チャーハンとのスプーンの往復が止まらなくなるでしょう。

“いこい特製” とある「ぎょうざ」を注文すると醤油・酢・ラー油の3点セットがテーブルに。これもまた、昭和の大衆食堂を感じる瞬間です。（ぎょうざは111:30〜13:00は注文不可）

そして出来上がった「ぎょうざ」は焼き目がしっかり。

ひと口食べれば、ニラ等香味野菜がガツンと来るハード系であることがわかります。これはビールにもよく合うでしょう！

「チャーハン」も「ぎょうざ」もボリュームに不満はなく、特に「ぎょうざ」は2人での訪問ならシェアでちょうど良いくらいです。

もちろんラーメンもおすすめ。「正油ラーメン」は赤ナルトや焼き麩がトッピングされた “昔ながらの” 札幌ラーメンです。
その他「あんかけ焼きそば」や中華以外の「ソース焼きそば」「カツカレー」なども毎度注文するファンがいるほどのメニューになっています。

「喰処 いこい」は何を食べても “さすが老舗” と思わせる安定の味。
一度訪問してみれば、「こんな店が近くにあればなあ」と思いつつ店を後にすることでしょう。