中華料理 千日前
あんかけ系が人気の大衆中華
札幌で “大衆中華” を味わうならおすすめの店、「千日前(せんにちまえ)」をご紹介します。
場所は西の16丁目、札幌医大のすぐ近くです。
店内は昭和の中華食堂の雰囲気を残し、カウンターにテーブル・小上がりという造りで、収容は30名ほど(2021年末にリニューアルして少し変更されています)。
中華食堂らしく麺類に御飯もの、日替わりの定食に一品料理というメニュー構成ですが、売りは「あんかけ系」の料理が充実していることで、多くのお客さんもそれを目的に来店しています。
調理はご主人一人なので、料理の提供に時間がかかることもありますが、裏返せば丁寧な作りを徹底しているのでしょう。どの料理を食べてもそれが感じられる仕上がりです。
おすすめは「シャレンタンメン」。
一般的には「蝦仁湯麺」の表記で中華料理のメニューに掲げられる「(むき身)小エビのタンメン」のこと。この店ではプリプリでやや大きめのエビと野菜をたくさん入れています。それを熱々の「あん」が包み、プリシコ食感の中太縮れ麺が札幌(のラーメン)っぽさを感じさせる、店でも人気の一品です。
その他、あんかけ系汁麺は「広東メン(五目)・ロースタンメン(豚肉・野菜)」に「あんかけ焼そば」。御飯ものでは「中華飯(五目)・シャーレンホイハン(エビ・野菜)・テンシンハン(カニ玉)・チースーホイハン(鶏・野菜)」等々、まさに “あんかけ物が勢揃い”の観を呈します。
「チャーハン」も人気で、シンプルな味付けでしっとり&ふんわりと食べやすく、シャレンタンメン同様にプリプリのエビが入っているのもこの店らしい特徴です。
半チャーハンとラーメン各種(みそ・塩・醤油)を組み合わせた「Wラーメンセット」や、あんかけ系汁麺と組み合わせた「フリーメンセット」は、半チャーハンが本当の半分ではなく、やや小盛り程度の量なので、かなりお得だといえるでしょう。
一品料理は最近メニューを絞り、「ギョウザ」と「春巻」程度ですが、これらをつまみにビールを楽しむお客さんもよく見かけます。
場所柄、病院関係のお客さんも多く昼時は大混雑という店なので、早めに入店するか(開店は11時半)時間をずらしての訪問がおすすめです。
その他の写真
店データ
- 店名
- 中華料理 千日前
- 住所
- 札幌市中央区南1条西16丁目1
- 電話番号
- 011-611-0327
- 営業時間
- 11:30〜14:30、17:00〜21:00(L.O.各30分前)
- 定休日
- 日曜日・祝日
- アクセス
- 地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩3分
- 予算
- 〜1,000円