鮨 かん壱
西18丁目駅近くのオシャレ寿司店
札幌でゆっくり落ち着いた雰囲気、できればオシャレな感じがいい。
そんな寿司店をお探しなら、「鮨 かん壱(かんいち)」はおすすめの一軒です。
地下鉄東西線の西18丁目駅近く、一見寿司店とは思えない外観。店内もカウンターのみの8席がゆったりと配置されています。
ご主人の船渡寛一(ふなわたりかんいち)さんは、札幌の有名寿司店で修行の後独立、2年前(2018年)にこの「鮨 かん壱」を開店しました。
ゆっくり食事やお酒を楽しむなら、おつまみと寿司で20種類ほどが提供される「おまかせ」がおすすめ。
ご主人の目が届く席数なので、食事の進み具合に合わせておつまみ系と握り・巻物を組み合わせて提供してくれます。
ここではある日の「おまかせコース」の内容をご紹介しましょう。
最初の一品はイバラガニの外子。
一般的には「珍味」とされるものですが、素材の味を生かした旨みたっぷりの外子に、この後を期待せずにいられません。
続いては北海道産のズワイガニ。朝茹でしたズワイの身と蟹味噌を和えたほぐし身を一緒に盛ってくれます。カニ好きならずとも唸ってしまう味です。
こんな海鮮をいただけば、やっぱりお酒が欲しくなります。
お酒は各種用意されていますが、これらの酒肴に合うのは「日本酒」でしょう。
全国から厳選した地酒を用意しており、メニューに載っていない隠し酒もあります。
この日の隠し酒は長野の銘酒「大信州」。北海の幸を見事に引き立ててくれました。
カニの後は蒸しアワビ、自家製からすみと続きます。
「からすみ」はお酒をぬって焼いてくれるので、お酒に合わないはずがありません。
そして握りの一貫めはキングサーモン、7キロものとのこと。
脂の乗りが良く、普通のサーモンとは別物。鮭っぽさは全くなく、むしろマグロのような味わいです。
塩茹でのタコ、サロマ産カキ酢を挟んでヤリイカの握り、昆布森のバフンウニ軍艦、そして大間120キロ本マグロの大トロという流れは本日のハイライト!
後半は、握りでは珍しいツブ貝に茹でたタチ(マダラの白子)。
そしてマグロの漬けと襟裳の鯖を握りで、目抜き(メヌケ)の煮付けと秋シャコはおつまみで。
その後はホタテの握りに筋子の軍艦。おつまみのイカ耳はコリコリした食感が、これまたお酒によく合います。
ここで一息。先ほどいただいたからすみをリクエストすると、食感の良い「端」部分と「生」を一緒に出してくれました。ますますお酒が進みます。
そして最後には真鯛、そして北海道(の寿司店)では珍しい車海老の握りで寿司は一通りとなります。
途中にマグロ・たくわん、カズノコの手巻き寿司も入り、寿司は計13種類。おつまみはリクエスト(からすみ)を除いても10種類。
締めには味の良く出た鯛のあら汁も付いたこの「おまかせコース」は、お値段的にも文句なし(高コスパ)といえる内容です。
オシャレな店内はデートにはもちろん最適ですが、気さくなご主人なので一人飲みでも最後まで飽きることなく楽しめます。
まだまだ穴場といえる「鮨 かん壱」。今のうちにとっておきの隠れ家として利用しませんか?
この店のパフォーマンスなら、遠くないうちにその名を知られること間違いなしだからです。
その他の写真
店データ
- 店名
- 鮨 かん壱
- 住所
- 札幌市中央区大通西16丁目3-8
- 電話番号
- 011-676-8883
- 営業時間
- 17:00〜22:00
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- 地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩2分
- 予算
- 10〜15,000円