ティルブション(移転)
札幌の人気ソムリエが独立開店した注目店
※ 「ティルブション」は移転しました。
移転先住所:札幌市中央区南4条西5丁目8-1 F-45ビル 13F
当記事は移転前の内容です。参考としてご覧ください。
すすきのではその存在を知る人ぞ知るシニアソムリエ、森一茂氏が2年前(2017年、当記事執筆時点)に独立し開店したワインバーが「ティルブション(tire bouchon)」です。
その店名はフランス語で「コルク栓を引く」。そう、ワインオープナーのこと。
店の看板には、コルクスクリュータイプのワインオープナーの絵がデザインされています。
店内は森ソムリエのセンスを感じさせる端正で清潔感のある造りです。
「グラスワイン」(1,000円前後〜、以下全て税抜)のメニューはとてもユニーク。
白葡萄酒と赤葡萄酒に分けて、白は「華やかフルーティー」「コクあり シャルドネ」「葡萄の味を感じるナチュール」の3種類。
赤も同じく「香り豊かでエレガント」「しっかりボディ」「旨みがあり、繊細で複雑なナチュール」と3種類の説明があります。
さすがは長年ソムリエを務めてきただけあって、ワインを選びやすい工夫がなされています。このような具体的なイメージが湧くような言葉での説明はとてもありがたい。
もちろん、充実のワインリストもあるので、グループ利用の場合などは森ソムリエに相談してボトルで注文することをおすすめします。
店のショルダーネームには「葡萄酒とフレンチ」とあるように、この店もただのワインバーではなく(BLANC同様の)ワインレストランともいえます。
「本日のアラカルト」として魚料理、肉料理とも数種類が用意されますが、あらかじめ訪問予定が決まっており、この店の料理を味わってみたいなら「ティルブション おまかせコース」(6,600円、要予約)がおすすめ。月替りの本格フレンチのコースで、その値段からは考えられない充実した内容です。
牡蠣やホタテ、ワカサギやアブラボウズなど地元で獲れた食材なども使った料理も多く、北海道を感じることのできるフレンチでもあります。
旬のおすすめなら「ズワイガニとコンソメの泡」(2,800円)。
サフランライスにズワイガニのほぐし身、さらにその上に泡状のコンソメという一品。
これらを合わせて、リゾットのようにいただければそれぞれの旨味が口に広がります。
ワインも料理も素晴らしい店ですが、おすすめの最大のポイントはオーナーソムリエである森氏のホスピタリティ。
一人でカウンターに座っても、きっと最後まで気持ちよくワインと料理を楽しむことができるはずです。
その他の写真
店データ
- 店名
- ティルブション(移転) Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南4条西5丁目8-1 F-45ビル 13F
- 電話番号
- 011-215-0886
- 営業時間
- 18:00〜24:00
- 定休日
- 日曜日
- アクセス
- 地下鉄すすきの駅 徒歩3分
- 予算
- 4〜5,000円