丸澤商店
円山でイタリア惣菜&立ち飲み&昼飲み

地下鉄東西線の円山公園駅から裏参道を東に3分ほど歩いた交差点の角、2024年12月にオープンした立ち飲みバル「丸澤商店」があります。
裏参道を逆(東〜西)から来れば、交差点手前から店の様子が伺える大きなガラス窓。

店内が空いているかどうかが外からでも分かり入りやすい造りです。
入口の扉を開けて入店すると、目の前に洋風惣菜の並ぶショーケース。
これらは購入はもちろん、その奥のスタンディングカウンターで色々なお酒とともに味わうこともできます。
今回はとりあえず奥へ進んでちょい飲み&昼飲みを楽しみましょう。

「サッポロクラシック」(少なめ)
まずは最初の一杯は生ビール「サッポロクラシック」。レギューラーサイズのグラス加えて「少なめ」もあるので、こちらで注文。「最初のビールは軽く」という要望に応えてくれます。
おつまみには「迷った時の盛り合わせ 3種」(4種もあります)を注文。

この日の3種は「ポテトサラダ・甘くないチーズケーキ・おつまみパウンドケーキ」(写真左回り)。色々なお酒に合うような工夫を凝らした惣菜の組み合わせです。
2杯目のお酒にはワインを注文。
「深川ワイナリー東京 青森県産スチューベン ブラン・ド・ノワール」

青森県五所川原産の黒ぶどう「スチューベン」は北部冷涼地ならではの高糖度が特徴。
その甘みとフルーティな香りに黒ぶどうらしい程よい苦味とコク、さらに無濾過によるフレッシュなジューシーさも味わえます。

札幌では珍しい「深川ワイナリー東京」のワイン。
それを飲める理由とは? 実は店主の岡澤さん、まさに「深川ワイナリー東京」のレストランでシェフを務めておられた方なのです。
ならば「ワイン」がメイン?かといえば、そんなことはなく「むしろ日本酒にハマっています」と仰るように日本酒のラインアップも要注目。
こちらも定番系の人気酒に加え、札幌ではあまり見かけない “穴場蔵” ともいえる日本酒もそろいます。

この日はそんな注目蔵のひとつ、富山県八尾町の玉旭酒造が醸す「玉旭 ECHOES(エコーズ)酒母搾り 純米生原酒」を注文。
“米の旨味” がたっぷりな上に “酸味” もしっかりという(例えば)ドイツの白ワインを思わせるような造りです。
さらに伝統の人気酒、静岡県焼津市の「磯自慢」本醸造を追加で一杯。

当然、文句無し!の味でした。
以下、その後に再度訪問した時のレポートを追記しましょう。
この日は「エビスプレミアムブラック」でスタート。

おつまみには入口ショーケースから「ベーコンとほうれん草のキッシュ」をいただきました。

“カリッ・ふわっ・とろっ” が一体化した見事な仕上がりの一品です。ボリュームも十分で、この後のお酒全てに対応してくれました。
ワインは前回同様、深川ワイナリーの無濾過ワイン「デラウェア」。

山形県産デラウェアを使ったフレッシュで果実感が豊かに味わえるオレンジワインです。
続いては北海道三笠市の山崎ワイナリー「BACCHUS(バッカス)」。

葡萄はバッカスにソーヴィニヨンブランを少量ブランド。
白桃のような甘みにほどよい酸味、青リンゴのような柑橘系の香りも感じます。
極めて飲みやすく、気軽にワインを楽しみたい方には最適な一杯でしょう。
日本酒は前回もいただいた富山の「玉旭」。今回は3種類「飲み比べ」で。

写真左から「純米あかねこみち」
秋季限定のひやおろしはひと夏寝かせることで旨味が深く、柔らかく、程よい酸味も緩やかに広がります。まさに秋のの食材によく合うでしょう。
「大吟醸 生酒 BLUE」
爽やかな香りに続いて綺麗な甘みと旨味がキレ良く広がる、まさに大吟醸らしい高級感があります。
「純米無濾過原酒 DESPERADO」
フレッシュ&ジューシーながらボリューム感のある旨味もあり、幅広い料理への対応が可能でしょう。
以上の3種、飲み比べとともに、それぞれに合わせる惣菜やおつまみの選択も楽しめる嬉しいメニューです。

この日の締めの一杯は「昭和の下町ハイボール」。
宝焼酎に炭酸、そして「天羽乃梅」。

この天羽乃梅こそは東京下町で半世紀以上愛される通称 “謎のエキス”。
下町の「酎ハイ」即ち焼酎ハイボールには不可欠の添加液なのです。
以上、ビール・ワインはもちろん、日本酒・各種のカクテルにこんな通好みの「昭和の下町ハイボール」まで。
そして昼から夜まで通し営業なので、昼飲みも(もちろん夜飲みも)OK!
円山で気軽にいろいろなお酒を楽しみたいならここ「丸澤商店」は間違いなく候補リストに入れておくべき一軒だと思いますよ!
その他の写真
店データ
- 店名
- 丸澤商店 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南2条西25丁目1-1 クラスAビル 1F
- 電話番号
- 011-215-9084
- 営業時間
- 12:00〜23:00
- 定休日
- 不定休(現状無休:確認はSNSにて)
- アクセス
- 地下鉄東西線円山公園駅 徒歩3分
- 予算
- 2〜3,000円


