布袋
北海道名物「ザンギ」の代表的名店
北海道の名物(B級)グルメのひとつに「ザンギ」があります。
今回は札幌でザンギといえばここ!と誰もがその名をあげる「布袋(ほてい)」をご紹介します。
本店は南1条の西9丁目、通称「電車通り(市電通り)」沿いに店を構えます。
情報時代の近年ではその名も耳にすることが多くなりましたが、かつてはザンギといっても地元民にしか通じないという時期もあったほどでした。
ザンギとはひと言でいえば「鶏の唐揚げ」のこと。しかし厳密な定義はありません。
ただ、北海道では「鶏肉に下味がついている」とか「タレをつけて食べる」などをその特徴としているケースが多く見受けられます。
なお、北海道では唐揚げを総称して「ザンギ」とする場合もあり、「タコザンギ」や「イカザンギ」などのバリエーションメニューも存在します。
ザンギの発祥は釧路の「鳥松」という鶏料理店で、ブロイラーのぶつ切りを唐揚げにして出したのがその始まりとされています。
その後、鳥松ではザンギに「タレ」を一緒に提供するようになって、「ザンギといえばタレ」という風潮が広がったと思われます。
今回ご紹介する「中国料理 布袋」は、札幌でザンギを語るとき、その名を知らぬ者がないほどの有名店です。
その特徴はボリューム。大人の握りこぶし大はある「ザンギ」がひと皿に5個(1個からも可)。これは二人でシェアしても余るほどの量といえるでしょう。
カリッと揚がった衣と秘伝の仕込みダレで味付けされたジューシーな鶏肉のバランスが特徴です。
さらに「つけダレ」も提供されるので、そのままとタレ2つの味が楽しめます。
このザンギ、下味の付け方に工夫があるようで、テイクアウトして冷めた状態でも味がしっかり感じられます。ゆえに店頭でのテイクアウトコーナーには行列ができるほどです。
ここ布袋は店名に「中国料理」とあるようにザンギのみならず、ラーメンから焼きそば、チャーハン、ギョーザにシューマイなど、一通りの料理がそろっています。
中でも「マーボー麺」は、ザンギと並ぶこの店の名物。
程よい辛さと旨みでとろみのある餡が、たっぷりの豆腐と麺を包みます。
北海道らしく(体を温めてくれる)熱々の状態で出てくるので、火傷にはご注意ください。
JR札幌駅と大通間の商業施設「赤れんがテラス」の3階には、フードコートタイプの「赤れんがテラス店」もあります。
その他市内にグループ店やテイクアウト店舗なども展開しています。
本店でのザンギは格別なものがありますが、気軽にザンギを食べたいときやランチ利用などにはこちらの店舗もおすすめです。
なお布袋本店ではMENUの定食以外全てテイクアウトが可能となっています。
その他の写真
店データ
- 店名
- 中国料理 布袋 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南1条西9丁目1-3
- 電話番号
- 011-272-4050
- 営業時間
- 11:00〜15:00(L.O.14:30)、17:00〜22:00(L.O.21:00)
- 定休日
- 不定休(毎月HPでお知らせ)
- アクセス
- 地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩5分
- 予算
- 1〜2,000円