順香
「中国北方家庭料理」が味わえる店
札幌で中華料理を食べるなら、「順香(しゅんしゃん)」はおすすめの一軒になります。
その理由は、中国最北部黒竜江省の「中国北方家庭料理」が味わえるからです。
店は札幌の観光名所「時計台」のすぐ隣(ビル地下)というわかりやすい場所にあります。
元々は帯広の「北の屋台」で営業を始め、その後札幌に進出。その独自性のある料理の数々が注目を集め、今では札幌市内でも指折りの人気中国料理店になりました。
連日行列のランチメニュー。AからFまでの6種類が用意されます。
A「麻婆豆腐」(750円、以下全て税込)
B「日替わりランチ」(850円)
C「中国北方のエビチリ」(850円)
D「牛肉ときのこの黒胡椒炒め」(900円)
E「海鮮(エビ・イカ・ツブ)と季節の青菜塩炒め」(980円)
F「季節替わりの麺メニュー」(850円)
どれもがボリュームたっぷりな上に、中国北方家庭料理らしい独特の味付けを施した料理です。
例えば、一般に甘さを感じることも多い「エビチリ」は極力甘さを抑えた “ピリ辛” なものに仕上げています。その他の料理も香辛料や塩の使い方が特徴的で、この店ならではの味を楽しめます。
特に「麻婆豆腐」は人気のメニューで、昨今多い辛さを追求するだけの麻婆豆腐とは一線を画します。
特徴的なのは甜麺醤や豆鼓などによる(と思われます)味噌っぽい甘さと旨み。
これに花椒による痺れがほどよいアクセントになって、ご飯と良い相性をみせてくれます。
(尚、ランチタイムはこれら6種類のメニュー限定になるのでご注意ください)
さて、この店の名物といえば「鍋烙(グオラオ)」(ディナータイムのみ)という焼き餃子です。
注文を受けてから皮を伸ばし、餡を包みます。ニンニクは不使用ですが、中国から取り寄せた10種類以上の香辛料が絶妙なアクセントとなっています。
焼きたてで提供される鍋烙は、熱々の肉汁がたっぷりなので火傷にはご注意を。
「水餃子」も負けず劣らずの人気メニューで、「白菜と豚肉・海鮮・ニラと卵(各10個入り)」の3種類から選びます。
モチモチの皮が焼き餃子とはひと味違ったおいしさを感じさせてくれます。
「炒飯」も外せません。
パラ・もちっとした仕上がりに、やはり独特の味付けがクセになります。ぜひ一度味わっていただき、他の店の炒飯と比べてみてください。
その他、大サイズのゆり根を丸ごと揚げた「ゆり根丸揚げ」や「十勝産ジャガ芋とセロリの千切りサラダ」もこの店では外せない名物といえるでしょう。
ここ「順香」は札幌でも珍しい「中国北方家庭料理」が楽しめる(あえてカニやウニなどの海鮮料理を外してでも選ぶ価値のある)おすすめ店です。
なお、先に記したようにランチタイムは6種類の限定メニューなので名物の「鍋烙」は食べられません。
一方ランチタイムで人気の「麻婆豆腐」はディナータイムのメニューにはありません(予約すれば用意してくれるようです)ので、ご注意ください。
その他の写真
店データ
- 店名
- 順香
- 住所
- 札幌市中央区北1条西2-1 時計台ビル B1F
- 電話番号
- 011-233-1898
- 営業時間
- 11:00〜14:30、17:00〜22:00(L.O.21:30)
- 定休日
- 日曜日
- アクセス
- JR札幌駅 徒歩6分、地下鉄大通駅 徒歩5分(時計台隣)
- 予算
- 2〜3,000円