隠れ人気観光地「室蘭」グルメのおすすめ7店はここ!

隠れ人気観光地「室蘭」グルメのおすすめ7店はここ!

室蘭といえば歴史的に「鉄の町」というイメージが強くありますが、最近では「工場夜景」「クルージング」などの観光でも密かな人気を集めています。

人気の「工場夜景」

人気の「工場夜景」

今回は、室蘭観光の時にも味わえる地元グルメをご紹介します。ご当地名物から穴場の店まで、おすすめの名店揃いです。もちろん「室蘭やきとり」もありますよ!

吉田屋

室蘭の “ご当地グルメ” といえば何といっても「室蘭やきとり」です。

室蘭は元々養豚が盛んで、用途のあった豚皮(軍靴用)と肉以外の「モツ」を串焼きで提供する店があったという背景があります。その後、豚のバラ肉や肩ロースなども提供できるようになり、製鉄所労働者の多かった当地の需要を反映して、現在「室蘭やきとり」と呼ばれるスタイルの店が増えていきました。

つまり、室蘭やきとりは「豚肉」が基本です。もちろん「鶏肉」の串を用意している店もありますが、豚串の無い店は「室蘭やきとり」とは呼びません

伝統の「タレ」が自慢の焼き鳥

伝統の「タレ」が自慢の焼き鳥

室蘭やきとりの老舗の一軒が「吉田屋」。昭和21年(1946年)の操業で、古くからのファンが多い店です。とにかく雰囲気が「昭和の焼き鳥屋」。先代のご主人亡き後を奥さんが引き継いでいます。

定番の「ぶた精肉」「豚肉に玉ねぎ、秘伝のタレに洋がらし」という黄金の組み合わせ。タレは醤油味の濃すぎないまろやかなもの。その分、肉の旨みがわかります。

ここ「吉田屋」は、古き良き室蘭の焼き鳥を継承し続けている一軒です。

店名:吉田屋
住所:室蘭市中央町2-3-6
電話番号:0143-23-2948
営業時間:17:00~23:00
定休日:日曜日
アクセス:JR室蘭駅 徒歩5分

鳥辰 本店

室蘭の中央町の商店街で、吉田屋と並ぶ名店が「鳥辰(とりたつ)」です。

昭和36年(1961年)に焼き鳥屋を開店(元は別業態)、創業60年近い老舗です。近くの吉田屋に比べると店員も多く、混雑状態にも対応できます。それが理由か?連日満席の大盛況。
いや、本当の理由はその焼き鳥の「味」にあります。

典型的な「室蘭焼きとり」

典型的な「室蘭焼きとり」

定番の「豚精肉」は、やや辛めのタレが肉の味を引き立てます。「チーズつくね」「ベーコン巻き」なども人気です。

串焼き以外のメニューが豊富なのも特徴で、変わったものでは「ポテト小エビセット」などは焼き鳥の合間におすすめです。

「鳥辰」か「吉田屋」か、ともに室蘭の名店です。「タレ」の好みで選んでも失敗はありません。

店名:鳥辰 本店
住所:室蘭市中央町2-4-17
電話番号:0143-23-3938
営業時間:17:00~23:30(土・日・祝日は16:30開店)
定休日:月曜日(祝日の場合翌火曜休)
アクセス:JR室蘭駅 徒歩5~6分

やきとりの一平 中島本店

室蘭の焼き鳥店の中でもトップクラスの知名度と人気を誇る店が「やきとりの一平」
本店を中島町に構え、札幌にも2店舗を出店しています。

創業は昭和25年(1960年)。室蘭やきとり発祥の地「輪西」に開店、その後本店を現在の中島町に移しています。

大正モダンを演出したセピア色の空間がお洒落な店内ですが、鉄工で栄えた室蘭で労働者たちの胃袋を満たした伝統の焼き鳥がよく似合います。

名物「殻付きうずらの炭火焼」

名物「殻付きうずらの炭火焼」

この店では老舗の伝統以上のこだわりが店の味を作っているようです。豚肉の「肩ロース」は明らかに高品質なもの。「玉ねぎ」も甘みと辛みのバランスがよく、「洋がらし」は数種類をブレンドしたオリジナル。これを「秘伝のタレ」で仕上げるのだから美味くないはずがありません。

王道を行く「精肉(豚)」や、殻ごと食べられる「殻付うずらの炭火焼」は店の名物になっています。

店名:やきとりの一平 中島本店
住所:室蘭市中島町1-17-3
電話番号:0143-44-4420
営業時間:17:00~23:00(日・祝日は22:00まで)
定休日:無休
アクセス:JR東室蘭駅 徒歩約10分

やきとり半次郎

室蘭で知る人ぞ知る穴場の一軒「やきとり半次郎」。中島町の飲み屋街にある地元民御用達の店です。

名物は「刺身盛り合わせ」。山盛りのこんな刺身が食べられる室蘭やきとりの店は他にありません。

名物の「刺身盛り合わせ」

名物の「刺身盛り合わせ」

もちろん、店名どおりの「やきとり」もおすすめ。色は薄めのやや甘いタレが特徴です。生肉しか使わないご主人のこだわりが、ジューシーな一品に仕上げます。

この店、地元民御用達なので常連比率は高いです。それが気にならなければ「穴場」の店として、きっとお気に入りの一軒になるでしょう。

店名:やきとり半次郎
住所:室蘭市中島町1-15-3
電話番号:0143-46-0001
営業時間:17:30〜22:00
定休日:日曜日
アクセス:JR東室蘭駅 徒歩10分

天勝

室蘭の中央町はかつては市内一の繁華街でしたが、現在は賑やかさとは無縁な商店街。しかしその中に残る老舗というのは、地元の人に認められた名店の証明でもあります。
「天勝(てんかつ)」もその一軒。創業は大正9年(1920年)、まもなく100年を迎える老舗中の老舗です。

室蘭を代表する老舗でありながら “江戸前” ともいえる「天丼」が人気です。
その秘密は、創業者が江戸っ子だから。かつて鉄の町として好景気に沸いていた室蘭に移住して天ぷら店を始めたのが約100年前。鉄の町の労働者たちの胃袋を満足させる店作りに努めてきました。

これぞ“江戸前”の「天丼」

これぞ“江戸前”の「天丼」

江戸前の証明は、店内に漂う「ごま油」の香り。これこそがお江戸の天ぷらです。そして名物の「天丼」にも同じく “江戸前” の流儀があります。

江戸前の天丼は「蓋」が被されて提供されます。お座敷天ぷらや高級店のカウンターで食べるものとは違いつゆがしみ込んで、それが蓋をされた丼の中でも蒸されているのです。
天勝では、揚げたての天ぷらを丼つゆに丸ごとくぐらせて味をつけます。

まさに江戸前ならではの手法です。

店名:天勝
住所:室蘭市中央町2-3-16
電話番号:0143-22-5564
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜日
アクセス:JR室蘭駅 徒歩5分

乃ざ喜

前項「天勝」の並びには、ここも室蘭では外すことのできない店「乃ざ喜(のざき)」があります。

おすすめは名物「肉鍋」の定食。
「肉鍋豚定食」なら(税込850円)と千円札でお釣りが来るコスパの良さ!

驚きのコスパ!「肉鍋」

驚きのコスパ!「肉鍋」

北海道民には馴染みの深い「豚鍋」は、定食といえども専用のカセットコンロと鉄鍋が目の前に置かれ、その肉と野菜のボリュームにびっくりします。

室蘭でコスパの良い定食なら、ここ「乃ざ喜」は特におすすめの一軒です。

店名:乃ざ喜
住所:室蘭市中央町2-3-2
電話番号:0143-24-4121
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
定休日:火曜日
アクセス:JR室蘭駅 徒歩5分

塩釜

室蘭で昼も夜も使えるおすすめの飲食店が「塩釜(しおがま)」です。

「うなぎ」が名物で全国組織の「うなぎ百選会」にも所属していますが、うなぎの専門店というわけではなく、刺身・天ぷら・揚げ物・丼ものなど、広範なメニューを揃えています。
営業時間も休憩なく通しで開いているので、中途半端な時間になりがちな旅行の際にはとても便利です。

女性に人気の「ヘルシーうな丼セット」

女性に人気の「ヘルシーミニうな丼セット」

名物の「うなぎ」は、やや甘めながら旨みのしっかりしたタレが特徴で、うなぎはもちろん「ごはん」がおいしいのも良いところ。
女性に人気の「ヘルシーミニうな丼セット」は小ぶりなうな丼にサラダ、・小鉢・漬物・汁椀が付いています。

昼はセットものや定食系が中心で、夜には宴会もできるオールマイティな店。室蘭ではここ「塩釜」を覚えておくと便利です。

店名:塩釜
住所:室蘭市中央町2-2-15
電話番号:0143-24-6111
営業時間:11:00~21:00
定休日:水曜日
アクセス:JR室蘭駅 徒歩5分

室蘭で観光&グルメを楽しもう!

室蘭には「地球岬」や鳴き砂で知られる「イタンキ浜」、壮大な「白鳥大橋」などの観光名所があり、最近では「工場夜景」見学も人気のイベントになっています。

そんな室蘭でグルメを楽しめるおすすめの店をご紹介しました。
天丼肉鍋うなぎ、そしてやっぱりご当地グルメの室蘭やきとり
定番店もありますが、地元民向けの穴場店も選んでいますので、ぜひ室蘭旅行の参考にしてくださいね。