(閉店)ほの家
秋田・東北酒なら札幌一の品揃え
※「呑気処 ほの家」は2024年6月14日をもって閉店しました。
札幌でこだわりの日本酒を楽しみたいとう方にぜひおすすめしたい店が「呑気処 ほの家」です。
大通や札幌駅からは少し北に向かいますが、地下鉄南北線の終点麻生駅5番出口からは徒歩30秒という至近距離にあります。
ただし目立たない小路にあるため、初めての場合は迷ってしまうという隠れ家的な店でもあります。
店に入ると驚くのがその造り。
一見、寿司屋のネタケースのようなガラスの中には鉄道模型。そしてテーブル席は電車のボックス席(なんと荷棚付き!)という、鉄っちゃん志向の店内です。
これらはご主人の(鉄道)趣味の世界なのですが、それとは別にしてもこの店の酒揃えは凄い。
全国の銘酒を置いていますが、その中でも秋田県の日本酒には力が入っています。
今や全国的な人気を誇り、入手困難とされている「新政」。その定番生酒の「No.6 ナンバーシックス」を「X-type・S-type・R-type」と揃えています。
その他、これも人気の「山本」。酒造米や仕込みの違いで複数の種類を提供してくれるのは、この店のこだわりでしょう。
料理は、その日の仕入れによって変わるおばんざい系のおつまみが並びますが、どれも酒飲みの心をくすぐるものばかりです。
まずビールで乾杯の後には、居酒屋の定番「ハム勝つ」(400円)。
日本ハムファンのご主人らしい命名ですが、応援メニューなのでシーズン中限定の一品です。
さらにこれも居酒屋では外せない「ポテトサラダ」。素朴な味ですが、ジャガイモの旨みを活かしつつ一味加えて日本酒との相性を高めています。
日本酒に合わせるなら禁断の超酒肴と銘打つ「たらこ燻製」(450円)がおすすめ。これをチビチビつまみながらの秋田銘酒は最高です。
珍しいところでは「音威子府そば」が食べられます。
北海道で一番小さな村と呼ばれ、最も人口が少ない自治体である音威子府村(おといねっぷむら)特産品の蕎麦です。
特徴は、見て驚きの「真っ黒」な蕎麦であること。独特の風味と強いコシがあります。
音威子府駅には、鉄道マニアの間では有名な「常盤軒」という駅そば店があります。ご主人が高齢で、今ではなかなか開店せずに “幻の駅そば” ともいわれています。
その音威子府そばをメニューに入れているところは、いかにも鉄道マニアのご主人らしいといえるでしょう。
店名の「呑気処」は “のんびりできるところ”、「ほの家」は “ホッとできる家のような場所” という意味を持たせており、気楽に寄れるのんびりできる店を目指しているとのこと(同店HPより)。
店はまさにその通りの雰囲気ですが、お酒のラインアップはそのイメージをはるかに超えた(マニアックな)ものになっています。
日本酒が好きな方なら、ぜひ札幌最北の日本酒居酒屋(ご主人の自称です)である「呑気処 ほの家」に寄ってみましょう。
店データ
- 店名
- 呑気処 ほの家 Webサイト
- 住所
- 札幌市北区北40条西5丁目1-3 KOビル 1F
- 電話番号
- 011-577-2894
- 営業時間
- 18:00〜24:00
- 定休日
- 日・祝日(金・土の祝日は営業)
- アクセス
- 地下鉄南北線麻生駅5番出口 徒歩30秒
- 予算
- 3〜4,000円