(閉店)御料理 はせ川
琴似で味わう和食の真髄
※ 御料理 はせ川は2023年12月29日をもって閉店しました。
札幌の西、すすきのに次ぐ “第2の繁華街” とも呼ばれる琴似で落ち着いた雰囲気の和食店を探しているなら「御料理 はせ川」をおすすめします。
場所はJRと地下鉄それぞれ琴似駅の中間、桑園発寒通にひっそり暖簾を掲げています。
実はこの店、1年前(2019年)現在の場所に同じ琴似地域から移転、同時に店名も変更しました。
旧店名は「焼もの はせ川」。炭火焼きを看板料理に、あのミシュランガイドにも掲載されたほどなので、その名で知る方も多いかもしれません。
店内はカウンターを中心に奥に隠れたテーブル席というシンプルな造りで、落ち着きのあるまさに大人の店という雰囲気です。
そんな店内で気さくなご主人との会話を楽しみながら、ゆっくりと食事とお酒を楽しむことができます。
新店舗は立地の関係(マンション等に隣接)で調理の設備が変わり「炭火焼」と「おでん」が無くなりましたが、それ以外は刺身をはじめ、焼き物・煮物に揚げ物という和食が中心であることに変わりはありません。
その日入荷した食材を使った「本日の御料理」と店で人気の定番メニューが並ぶ「一品料理」に分かれ、それぞれをこの道40年以上というご主人の技で味わえます。
ここではある日のメニューの一部をご紹介しましょう。
まずは「お刺身盛り合せ」(1,480円〜、全て税抜)。
時期によって内容は変わりますが、「まぐろ赤身」「しめ鯖」に白身(この日は「ひらめ」)貝類(この日は「ホッキ」)の4点盛りが基本です。
前店舗時代から一品料理の名物ともいえる人気メニューが「たこやわらか煮」(700円)。
その名のとおり最初は口当たりの柔らかさに驚きますが、噛み応えもあって後から旨みがしっかり出てくる。そんな仕上がりに職人の技を感じます。
「牛すじ味噌大根煮」(円)はかつての「おでん」を想わせる一品。
これを注文する際のご主人との会話で、当日は名産地埼玉県入間の「里芋」(これまたおでんの人気種)が入荷していることを聞き、お願いしたら里芋も一緒に調理してくれました。
こんなカウンターでのやり取り、この店ならではの楽しみといえるでしょう。
続いては「煮野菜の盛合せ」(880円)。
しっかり仕事の施された料理と煮野菜の組み合わせで、この日は団子状の中身に使われたキャベツの甘味が印象的でした。
そのほか焼き魚に煮付け、一品料理では「出し巻き玉子」(650円)や「豚角煮」(880円)なども人気です。
日本酒は厳選の地酒を全国から取り寄せており、グラスのほか小瓶(300ml)や四合瓶も用意されているので、その日のメンバーによっても使い分けられます。
賑やかな居酒屋の多い琴似にあって、「御料理 はせ川」は落ち着いた雰囲気の中で和食の真髄を味わえる希少な一軒としておすすめです。
その他の写真
店データ
- 店名
- (閉店)御料理 はせ川 Webサイト
- 住所
- 札幌市西区琴似1条1丁目3-8 512ビル 2F
- 電話番号
- 011-615-5678
- 営業時間
- 11:00〜15:00、17:00〜23:00
- 定休日
- 日曜・祝日
- アクセス
- JR琴似駅 徒歩6分、地下鉄東西線琴似駅 徒歩7分
- 予算
- 5〜6,000円