札幌でもトップクラスの人気を誇るラーメン店「らーめん侘助（わびすけ）」の紹介です。
「らーめん侘助」は地下鉄東豊線元町駅から徒歩約5分、住宅街にポツンとあるラーメン店。

札幌中心部からは少し離れた場所ながら待ち行列ができるほどの人気なのは、札幌でわずか9軒という「ミシュランガイド2017年特別版」の “ビブグルマン” 獲得店であることもその理由でしょう（2012年版ではこの店含めたった2軒）。

店の入口には「鶏白湯 煮干醤油」という看板が置かれています。
店内はL字のカウンター9席（現在は減席中）にテーブル1卓。入店したら券売機で食券を購入します。

トップポジション（左上）には「醤油らーめん」（税込800円）、“おすすめ”の表記もあります。入口の看板どおりです。さらに「味玉」（100円）も追加しましょう。

「醤油らーめん」の食券を渡すと短い待ち時間で着丼、調理の捌きはさすがの一言です。
具はチャーシューにメンマ、ナルトに海苔とネギ。ストレートの中太麺が茶褐色のスープの中に見えています。

スープをひと口。煮干しの香りが漂い野菜の甘味に鶏出汁の旨味、わずかな酸味にやや粘度のある濃厚な口当たり。

途中、ふわりと柚子が香りました。計算しつくされた味わい深いスープです。

麺は自家製麺にこだわり、ストレートで歯切れよく、小麦の香りを感じるもの。絡みつくスープとの相性は抜群といえるでしょう。

チャーシューは味もしっかり染み込んでおり、少し厚みがありながらも箸でホロホロに崩せる柔らかな仕上がりです。

メンマも程よく味付けされ、コリっとした食感で作りの丁寧さがわかります。

カウンターには「自家製にんにく胡椒」があるので、これを少し追加しての “味変” もおすすめです（ただし入れ過ぎ注意！）。

「味玉」は旨みたっぷりに味付けされて、割って黄身をスープに混ぜればまろやかさが増します。

後半はチャシューを（サイコロ状に）バラし、味玉も割ってネギ・にんにく胡椒も加えましょう。
食べ始めとはまた違った味わいを楽しめます。

なお、らーめんは「醤油」以外にも「塩」（800円）「味噌」（850円）の “定番3味” はもちろん、「坦々麺」（900円）や「つけ麺」（800円〜）もあり、特に常連客に人気です。