旭川ら〜めん むら山
札幌で本格的な旭川ラーメンを
旭川で屈指の人気を誇るラーメン店「天金」。その本店で長年味を守り続けた店長が独立後、札幌で開いた店が「旭川ら〜めん むら山」です。
地下鉄東西線西18丁目駅から歩いて約10分と少し離れた場所ですが、近くには有名店が何軒(庵・風の凡・木曜日等)もあるので、札幌のラーメン好きにはよく知られている地域でしょう。
店に入るとカウンターが5席にテーブルが2卓。決して広くはないので、昼時には行列ができることも少なくありません。カウンターの上は整然とされており、接客の良いこの店のキャラクターをよく表しています。
旭川といえばやっぱり「正油ら〜めん」。
地元に醤油メーカー「キッコーニホン(日本醤油工業)」があったことが発祥の理由ともされ、実際に旭川にある多くのラーメン店がその醤油を使っています。醤油を「正油」と表記するのも旭川の標準で、この店も例外ではありません。
正油とともにレギュラーメニューである「塩ら〜めん」「味噌ら〜めん」に加えて、「野菜ら〜めん」「ちゃ〜しゅ〜めん」、そして「野菜ちゃ〜しゅ〜めん」というラインアップは天金と同じ。
違うのは天金には「コーンバターラーメン」があって、この店には「布海苔ら〜めん」があることくらい。「お子さまらーめん」があることまで共通です。
正油ら〜めんのルックスもまさにそっくり。
具は噛みごたえのあるチャーシューにネギ、短かめでシャキッとした食感のシナチク。麺も旭川お決まりの中細・低加水麺です。
少し濁った醤油味のスープは表面に浮いた油によるもので、これがスープの熱さを逃さない。まさに極寒地ならではのラーメンといえるでしょう。
「豚骨と魚介のダブルスープ」が標準的な旭川ラーメンにあって「天金」では魚介だしを使わないことで知られていますが、この店では若干魚介っぽさを感じるようです。
実際に魚介だしを使っているかは不明ですが、食味のバランスは本店を凌駕しているようにも思えます。
札幌で本格的な旭川ラーメンを食べるなら、ここ「旭川らーめん むら山」は外すことのできない一軒といえるでしょう。
その他の写真
店データ
- 店名
- 旭川ら〜めん むら山
- 住所
- 札幌市中央区南6条西17丁目2-3
- 電話番号
- 011-552-8888
- 営業時間
- 11:00〜20:00
- 定休日
- 木曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩8分
- 予算
- 〜1,000円