福来軒 すすきの店

伝統の「札幌ラーメン」が味わえる

福来軒 すすきの店

札幌グルメの名所ともいえる「札幌ラーメン横丁」ができたのが昭和46年(1971年)。
そのころから営業している店は立派な“老舗クラス”といえますが、今回ご紹介する「福来軒」もその一軒です。

創業は昭和41年(1966年)

創業は昭和41年(1966年)

創業は昭和41年(1966年)、かのビートルズが来日して旋風を巻き起こした年で、既に50年以上の時が流れています。

その本店は3年前、建物の老朽化等の理由で惜しまれつつ閉店しましたが、「すすきの店」は現在も元気に営業継続中です。

南5条のメイプル通りにあります

南5条のメイプル通りにあります

すすきのの真ん中、有名店やビルの並ぶ通称「5条メイプル通り」の路面店なので、一度はその前を通ったことがあるでしょう。

店内はカウンターのみ13席、天井や壁には数多くの有名人のサインが飾られており、この店の長年の歴史と人気を表しています。

店内のカウンター(現在は感染対策を実施)

店内のカウンター(現在は感染対策を実施)

創業以来のこだわりは「野菜・豚トンコツスープから作るラーメン」

かつての本店と比べると、トッピングの「ゆで玉子スライス」が乗らずに本店ではオプションの「茎わかめ」が最初から乗っている、「もやし」の量がやや少なめ、といった違いがありますが、そのコクのある味噌や正油のスープはやはり老舗の貫禄を感じさせるものです。

名物トッピングの「生茎わかめ」

名物トッピングの「生茎わかめ」

「生茎わかめ」は追加トッピング設定もされているほどで、メニューにも「福来軒長年の友」とのコメントが。食べてみると、もやしと共に食感のアクセントになり、この店のラーメンを特徴付けています。

西山製麺の黄色いプリプリ麺

西山製麺の黄色いプリプリ麺

麺は札幌ラーメンの顔ともいえる「西山製麺」製。黄色く縮れたプリプリ感が「これぞ札幌ラーメン!」と思わせてくれるでしょう。

スープもトンコツに野菜の甘みと味噌や醤油のコクがバランスを取っており、これらが組み合わされて伝統の「福来軒」のラーメンが出来上がります。

福来軒伝統の「味噌ラーメン」

福来軒伝統の「味噌ラーメン」

メニューは札幌ラーメンの“お約束”である「味噌ラーメン・正油ラーメン・塩ラーメン」の3本柱。これに「チャーシュー」や「バター・コーン」のバリエーションメニューがあります。
「味噌」が有名な札幌ですが、老舗のラーメン店はほとんどこの3種類をそろえているのです。

食べ応えある「手作り焼きギョーザ」

食べ応えある「手作り焼きギョーザ」

サイドメニューの「手作り焼きギョーザ」(7個入り)はモッチリ皮をカリッ焼いた餃子で、餡はニンニク感もあるオーソドックスなスタイルです。特にビールにはよく合うので、ラーメンの前に軽く一杯も楽しめます。

最近では新しい世代のラーメン店も増えてきていますが、札幌ラーメンの伝統を味わってみたいなら、ここ「福来軒」を訪れてみてください。土・日・祝日も昼から夜中、朝の4時まで(曜日で前後あり)営業しています。

なお、店のテント看板にある本店・西岡店とも閉店しており、現在の福来軒はこの「すすきの店」のみでの営業です。

その他の写真

店データ

店名
福来軒 すすきの店
住所
札幌市中央区南5条西4丁目
電話番号
011-512-1538
営業時間
11:00〜翌4:00(曜日で変更あり)
定休日
無休
アクセス
地下鉄南北線すすきの駅 徒歩4分
予算
〜1,000円

おすすめメニュー

  • 味噌ラーメン:900円(税込)
  • 正油ラーメン:900円
  • 塩ラーメン:900円
  • 各味+チャーシュー:1,300円
  • 各味+バターコーン:1,100円
  • 手作り焼きギョーザ:500円