志の家
札幌でもトップクラスの人気蕎麦店
数ある札幌の蕎麦店の中でも「志の家(しのや)」はトップクラスの人気店です。
場所は札幌中心部やや西寄りの12丁目、札幌プリンスホテルのすぐ近く。
料亭を思わせるような風格のある店構えながら、入店すれば店員さんの気持ちよい接客にリラックスして食事が楽しめる、そんなところが人気の理由でしょう。
もちろん「そば」がおいしいことはもちろんで、「かもせいろ」は札幌でも元祖の一軒とされており、この店の定番メニューにもなっています。
創業者の先代主人は、手打ちそばの名店として全国にその名を轟かせる栃木県足利市の「一茶庵(いっさあん)」で修行の後、札幌で「志の家」を開業しました。
その志を継いだ現主人がその味をしっかり守り、札幌の名店としての地位を確たるものにしています。
一茶庵といえば「変わりそば」といわれるくらい有名で、全国に広がるその弟子たちも揃って変わりそばには力を入れています。
変わりそばとは、そば粉に紫蘇や抹茶などを混ぜて打ったそばで、それぞれの材料の香りや味が季節ごとに楽しめます。
この店でも品書きには「しそ切り」や「よもぎ切り」をはじめ、各種の変わりそば(2024年6月現在休止中)が並びます。中でも冬季限定の「ゆず切り」は、その香りの良さがおすすめの一品です。
変わりそばを打つには蕎麦の実の中心を使った白い「更科そば」が必要になるため、この店でもスタンダードな「せいろ」(一般に言う「もりそば」)は更科系の白い上品なもの。
更科より蕎麦の香りを感じさせる「並粉」(50円増し、数量限定)も用意されているので、
「更科・並粉・変わり」の3種類(2種類も可、2人前から)を盛り合わせで楽しむのもよいでしょう。
夜の営業はない(17時まで)ものの、蕎麦屋らしく酒肴も用意されているので昼飲みの蕎麦屋酒が楽しめます。
「三点盛り」は代表的なおつまみで、人気メニューの「鴨スモーク」や「板わさ」などが盛り込まれ、軽く飲むならこれだけで十分でしょう。
さらには蕎麦屋酒の定番「ぬき」(種もの蕎麦のそばを抜いた汁)では「かもぬき」がおすすめ。この店自慢の鴨肉をおつまみとして味わえます。
これに人気の「玉子焼き」を加えれば、昼酒が満足のいくものになること請け合いです。
店データ
- 店名
- 手打そば 志の家
- 住所
- 札幌市中央区南2条西12丁目323-10 リナパートナーズ南2条 1F
- 電話番号
- 011-281-1045
- 営業時間
- 11:15~17:00(L.O.16:30)
- 定休日
- 日曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩5分
- 予算
- 1〜2,000円