サルーミハヤシ(salumi hayashi)
店内でも味わえる円山のサルーミ工房
円山公園や北海道神宮、そして円山動物園など人気の観光スポットがある円山地区。
そんな円山に訪れるなら知っておきたい一軒が「サルーミハヤシ(salumi hayashi)」です。
地下鉄東西線の円山公園駅から北に歩いて5〜6分、円山第一鳥居の近くに店を構えます。
この店、サラミやハム・ソーセージの工房兼販売店舗なのですが、今回ご紹介する理由は店内にカウンタースペースがあり、ワインなどのお酒とともに自慢の「サルーミ」を味わうことができるからです。
その「サルーミ(salumi)」とはイタリア語で「食肉加工品」のこと。
店主の林勉さんは神奈川県の出身ながら北海道に惚れ込み、3年前(2017年)札幌・円山で北海道の食材を使った食肉加工の店「サルーミハヤシ」を開きました。
こだわりは「肉本来の味や食感を大事にしつつ、安心安全なハム・ソーセージを作る」ことにあります。添加物は必要最小限に抑え、保存料やpH調整剤、増量剤は使っていません(公式ホームページより)。
これは実際に食べてみればよく分かります。店内には6席のカウンターがあり、製造販売している商品などがおつまみとして用意されています。
着席すると、正面の黒板には当日のおすすめメニューやワインの説明があるので、その中から「本日の6品盛り」を注文してみましょう。
この日は「サラミ・熟成生ハムのコッパ・鴨スモーク・イチジクの白ワイン煮とクリームチーズ」そして「マッシュポテト・チーズ」という盛り合わせ。軽く飲むには十分すぎるほどの内容です。
その他、サルーミを手軽に味わうなら「本日のサルーミ4種盛りプレートセット」もおすすめ。当日のサルーミ4種にグラスワインなどのワンドリンクが付いています。
ぜひ食べていただきたいのが「コッパ」。
3ヶ月の熟成を経て出来上がる豚肩ロースの生ハムで、その滑らかな舌触りに程よい熟成香が広がり、噛み味わうほどに旨みを感じさせる一品です。
「あずま牛コンビーフ」は北海道留萌産黒毛和牛のもも肉を使い、シンプルな味付けで牛肉の旨みを引き出しています。
このコンビーフをはじめ各種のサルーミを食べてみて感じるのが、その熟成技術と「塩」の効かせ方の絶妙さ。店のこだわり通り「肉本来の味(旨み)や食感」が際立っています。
これらはグリルでも持ち味を発揮します。
「サルーミハヤシのグリルプレート」は、あらびきソーセージ・厚切りベーコン・厚切りロースハムのグリルを盛り合わせており、厚切りの食感と旨味を熱々で味わえます。
サルーミ以外にも「たっぷり野菜のミネストローネ」や「たっぷりチーズのカルボナーラ」は、食事メニューとしてもおすすめ。
特にカルボナーラはパンチェッタの旨みがよく出たこの店ならではのパスタで、赤ワインを一杯添えたなら、ちょっとオシャレなパスタセットになるでしょう。
専門店の裏メニューと称する「ベーコンエッグ」もおすすめです。
確かに賄いを思わせる料理ですが、さすがは専門店!といえる味で、どのお酒にもよく合います。
ランチに人気なのが「ホットサンド」。
札幌の老舗店製角食パンを使い、店自慢のベーコンやソーセージなどとチーズを組み合わせたsalumiならではといえるメニューです。
カウンターは10時半の開店から20時の閉店まで利用できるのでランチや昼飲み、帰宅途中のサク飲み、そして軽い食事まで、いろいろな使い方ができる。
この便利さも、この店をおすすめするポイントです。
もちろん店頭ではサラミ・ハム・ソーセージに加え、人気のコンビーフや鴨スモーク・パテ類なども販売しており、家での食事や晩酌のおつまみ用に買って帰る楽しみもあります。
円山地区に来たなら「サルーミハヤシ(salumi hayashi)」、ちょっと寄ってみてはいかがでしょうか。
その他の写真
店データ
- 店名
- サルーミハヤシ(salumi hayashi) Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区北2条西25丁目1-5 イルソーレトレ1F
- 電話番号
- 011-676-4589
- 営業時間
- 10:30〜20:00
- 定休日
- 水曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線円山公園駅(5番出口)徒歩7分
- 予算
- 2〜3,000円