すぎ乃

積丹直送の「うに」と新鮮な刺身が自慢

すぎ乃

北海道に来たなら、多くの人が「ぜひ食べたい」ものとして人気の「うに」(以下「ウニ」とも表記)。
そうです、北海道は各地域が産地となる「うに王国」。利尻・礼文、積丹から道南、そして日高から道東、羅臼からオホーツク海と北海道をひと周りするほど、どの地域でもうにが捕獲されています(時期が異なります)。

漁獲高でも圧倒的なナンバーワンで、全国シェアの半分以上を占めています(2017年統計で57.4%)。

北海道産「うに」(イメージ写真)

北海道産「うに」(イメージ写真)

当然、札幌にはウニを食べられる店がたくさんあります。
しかし、どこでもおいしいウニを提供しているとは限りません。品質の保証されたものを食べたいなら、まずは「店を選ぶ」ことが重要になってきます。

そこでご紹介したい店が「すぎ乃(すぎの)」

ご主人はウニの名産地積丹の網元出身で、その筋の目利きです。
すぎ乃ではご主人が厳選したウニだけを扱い、6月〜8月は積丹直送のもの、その他の時期は道内で旬を迎える地域のものを取り寄せて使っています。

その選別こそが “目利きの技” といえるもので、明らかにこの店のウニはレベルが違います

名物は「うに丼」
丼いっぱいのウニは見るも壮観なもの。口に含むと、甘みと旨みが広がります。

店内には名物「うに丼」の写真

店内には名物「うに丼」の写真

「うに」と一口に言っても、北海道では主に2種類のものが出回ります。
「エゾバフンウニ」と「キタムラサキウニ」です。それぞれ一般的には「ばふんうに」と「むらさきうに」と呼ばれています。

「ばふんうに」は、とげの短い(タワシのような)丸い形をしており、その身はオレンジ色。味は濃厚です。一方の「むらさきうに」は、とげの長い黒い外観で、身は黄色っぽいものです。「ばふんうに」に比べるとやや淡白で上品な味といえます。

この2つのウニですが、市場に出回る割合は圧倒的に「むらさきうに」が多いです。
正確なデータはありませんが、8割方は「むらさきうに」と思ってよいでしょう。

うにの値段は相場制のようなもので常に変動しますが、2019年夏の時点での「すぎ乃」の品書きでは「うに丼(むらさき)」が(プチ)2,300円、(小)3,900円、(普通)4,200円、(特盛)6,400円(※)になっています。

「うに丼(ばふん上)」はそれぞれ3,500円、6,000円、6,200円、9,500円。
「ばふんうに」はさらに「特上」もあって、サイズは(小)からで6,800円、7,800円、10,500円です。
(※)プチ:うに65g・ライス130g、普通:うに110g・ライス300g、特盛:うに150g、ライス370g、値段は全て税抜です。

値段を見てビックリするかもしれませんが、これが「本物のうに」の値段です。
すぎ乃ではウニ以外にも「かに丼」「いくら丼」さらには「うに」とそれぞれを相盛りにしたミックス丼(品名は「かに・いくら・うに丼」など)もあるので、メニューでの確認をおすすめします。

おすすめの「刺身盛り合わせ」

おすすめの「刺身盛り合わせ」

お酒のおつまみとしては、「刺身」が自慢の店でもあります。
一人前2,000円前後の盛り合わせ(3〜4人で6,000円くらい)が人気です。

これらの海鮮料理によく合う日本酒を北海道はもちろん、全国から銘酒を取り寄せています。
新潟の銘酒「久保田」などを飲みながら、自慢のウニや刺身類を楽しむ。
この店のおすすめの使い方です。

使いやすい個室があります

使いやすい個室があります

店内は個室中心の店ですが、一人飲みに用にはカウンターとして使えるテーブル席もあるので訪問前に確認してみるとよいでしょう。

※なお、うにの値段と提供量は時期により変更があるので、詳細は店内でご確認ください。
ランチ情報などはFacebookにて。

その他の写真

店データ

店名
すぎ乃 Webサイト
住所
札幌市中央区北1条西2丁目 オーク札幌ビルB1F
電話番号
011-221-7999
営業時間
11:30〜22:00(ランチタイム〜13:30)
定休日
不定休(6〜8月は無休)
アクセス
JR札幌駅 徒歩約10分、地下鉄大通駅徒歩約5分
予算
7〜8,000円

おすすめメニュー

  • うに丼(むらさきプチ):2,300円(税抜)
  • うに丼(小):3,900円
  • うに丼(普通)4,200円
  • 刺身盛り合わせ:一人前約2,000円
  • 日本酒(全国銘柄揃え):600円〜

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