(閉店)握り寿司 函太郎 札幌日生ビル店
札幌では“回らない”函太郎
※ 「握り寿司 函太郎 札幌日生ビル店」は2023年5月末をもって閉店しました。
「函太郎(かんたろう)」といえば函館を代表する回転寿司の有名店です。
函館の宇賀浦本店をはじめ北海道内に8店、他9都府県にも進出、全国で計22店舗を展開している一大回転寿司チェーンとして知られます。
その函太郎が札幌にも初出店(2020年7月)、札幌駅前地下歩行空間直結の日生ビル地下一階という使い勝手のよい場所に店を構えました。
ここ「札幌日生ビル店」の特徴は “回らない” こと。
回転寿司の「函太郎」としては新業態になりますが、その分高級感のある店内で寿司を味わえます。
そして悩まずに注文できるセットメニューが充実していることも、もうひとつの特徴といえるでしょう。
ランチタイムには「数量限定寿司ランチ」がお得です。日替わりの寿司12貫に自家製豆腐と汁物が付いて1,000円(税込1,100円、以下は税抜表記)。ただし20食限定なので、早めの入店をおすすめします。
その他「そば」や「天ぷら」とのランチセットなども用意されています。
夜のおすすめは「おまかせミニコース」(3,000円、以下全て税抜)。
小鉢が2つ、刺身5点盛、寿司が10貫、汁碗付きという内容です。
以下、ある日のコース内容をご紹介しましょう。
この日の小鉢は「タラの甘酢漬け」に「自家製豆腐」。ともにお酒のつまみに最適といえるもの。
刺身は「まぐろ赤身・はまち」がお決まりで、今日の日替わりは「桜鯛・甘えび・にしんたたき」という計5点盛りの構成です。
寿司は「平目・サーモン・たこ・〆さば・はまち・つぶ貝・本鮪赤身・本鮪とろ・いくら軍艦・ねぎとろ軍艦」という計10貫。
白身は刺身とはタネを変え「平目」に、鮪は「赤身」と「とろ」の両方を味わえました。
お好みは1貫100円から注文ができます。
店長におすすめを聞いて「ほっき」を追加。
おすすめだけあって、貝の香りと食感が楽しめる一貫でした。
さらに握りの「鮪」がしっかりしたものだったので、リクエストの意味を込めて「漬け鮪」を注文。
ねっとりした食感に旨味を十分に感じさせてくれる「漬け」らしい仕上がりです。
締めには「穴子」を注文。
穴子の香ばしさと甘いツメのバランスは “江戸前” っぽさも感じさせます。
最後に「汁椀」をいただいて、本日のミニコースは終了となります。
汁椀は海老の頭で取る出汁がよく出た、寿司店ならではの味噌汁でした。
以上「おまかせミニコース」はメニューにも “迷ったらこれ!” と書いているように、軽くお酒を楽しみながら寿司もしっかり食べるには最適のコースでしょう。
お酒は生ビールがプレミアムモルツの「香るエール」(500円)。その他焼酎・ワイン・サワー類もそろっていて、日本酒は800円〜1,200円。人気銘柄の「田酒」や「獺祭」なども用意されています。
「函太郎 札幌日生ビル店」では気軽に注文できる「セット」メニューが充実していることで、寿司店にありがちな敷居の高さを感じさせません。
しかしここは “回らない” 函太郎、少しだけリッチな気分で寿司を味わうことができるはずです。
なお、文中の寿司タネは店内の表記(例「本鮪とろ」等)に合わせています。
その他の写真
店データ
- 店名
- (閉店)握り寿司 函太郎 札幌日生ビル店 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区北3条西4丁目1-1 札幌日生ビルB1F
- 電話番号
- 011-213-1021
- 営業時間
- 11:00〜15:00(L.O.14:30)、17:00〜21:00(L.O.20:00)
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 札幌地下歩行空間直結
- 予算
- 3〜4,000円