(閉店)蟻月 札幌店
名店のもつ鍋を札幌でも味わえる
※ 蟻月 札幌店は2024年2月29日をもって閉店しました。
今から15年以上前のこと。東京の恵比寿に一軒のもつ鍋店が開店しました。
たちまち人気店となり、その後の東京におけるもつ鍋ブームの一翼を担った店、その名は「蟻月(ありづき)」です。
ブームの頃は何週間も予約が取れないほどの大人気。今でこそ落ち着いていますが、それでも予約の取りにくい有名店であることに変わりはありません。
その蟻月、札幌にも店を出しています。
札幌にはもつ鍋の専門店は意外なほど少なくその文化があまり浸透していないためか、蟻月といえども連日予約が取れないほどにはなりません。
その点では、むしろ札幌店は穴場ともいえるでしょう。
東京ではなかなか予約が取れず訪問できていなくても、出張や旅行で札幌に来たときなら比較的容易に席を確保できるからです。
「蟻月 札幌店」の場所は狸小路3丁目の少し北側、西3丁目通りに面したビルの地下一階。
地下に降りる階段の壁にはプロ野球選手など有名人のサインがビッシリ!「さすが蟻月」と思わせます。
もつ鍋は5種類の味(各1人前1,300円、注文は2人前〜、以下全て税抜)がラインアップ。
定番はニンニクの効いた味噌ベースの「白」ですが、その他九州醤油ベースの「赤」、昆布出汁の「金」、塩・黒胡椒の「銀」、辛味噌の「炎」があります。
共通するのは丁寧に下処理された「もつ」の品質。クセは全く無く脂はスッと溶け、噛めば噛むほどに旨みの際立つ上質なものです。
もつ鍋は注文後少し時間がかかるので、サイドメニューも頼みましょう。
おすすめは「酢もつ」(300円)。
これこそはもつ鍋店定番のつまみで、その店のもつの良さがわかる一品です。
蟻月の酢もつもコリコリした食感と薬味に特製ダレがベストマッチ。さらにオリジナルのゆず胡椒がその味を引き立てます。
このゆず胡椒は商品としても販売されているほどの自信作なのです。
もつ鍋の締めは「麺」の追加がおすすめ。
「チャンポン」(470円)はもはや定番ですが、札幌店では地元ならではの「サッポロラーメン」(470円)も用意されています。
コクのある味噌味のスープは味噌ラーメンの本場である札幌の麺がベストマッチです。
さらに恵比寿店など限定で提供されていた「Sioもつ焼き」(1人前1,300円、2人前〜)も札幌店で食べられるようになりました。
「小腸」と「中落ちカルビ」の2種類が用意されており、特製の塩ダレに味つけされて熱々の鉄板の上で焼かれます。
デザートには「かき氷」(宇治金時 480円)や博多名物の「梅ケ枝餅」(240円)などもあるので、最後までゆっくり食事を楽しめるでしょう。
なお、もつ鍋に小鉢2品・蟻月唐揚げ、締めの長崎ちゃんぽん or 雑炊セット+120分の飲み放題が付いたコースは4,000円から用意されています。
出張や観光で札幌を訪れた方は「札幌でもつ鍋?」と思うかもしれませんが、もし東京で予約が取れなかった経験があるならば、尚更「蟻月札幌店」に行ってみましょう。
一度そのもつ鍋を味わえば、きっとクセになってしまいますよ。
店データ
- 店名
- (閉店)蟻月 札幌店 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南2条西3丁目11-5 フェス札幌 B1F
- 電話番号
- 011-207-5722
- 営業時間
- 17:00〜23:00(L.O.22:30)
- 定休日
- 水曜日
- アクセス
- 地下鉄大通駅 徒歩2分
- 予算
- 4〜5,000円