キリン
狸小路市場の超人気店
札幌の人気繁華街「狸小路」。その一角に一際ディープなスポット「狸小路市場」があります。
元々はその名のとおりの市場でしたが、現在は飲食店がメインとなるミニ・グルメストリートになっています。居酒屋・寿司屋・蕎麦屋などが並びどの店も人気ですが、ひと際入店難易度が高い一軒が餃子の店「キリン」。
カウンターとテーブルが2卓の11席はほとんどの時間帯で席が埋まっており、入れればラッキー!といえるほどです(基本的には予約をおすすめします)。
席に着けたならまず飲み物を注文しますが、冷蔵庫からはセルフで取り出すのがお約束。スペースを有効に活用する工夫でしょう。
名物の「餃子」は注文を受けてから餡を皮で包み焼いてくれるので多少時間がかかります。手抜きなしの「お通し」を出してくれるので、つまみながらお酒を飲んで待ちましょう。
この店のこだわりは皮も餡も全て手作りすること。皮には国産小麦の「紬(つむぎ)」を使うことで、モチモチしながら滑らかな口当たりを実現。
餡の肉は三元豚、機械を使うと食感も味も抜けてしまうため、野菜も含めて包丁での手切りで2日間をかけて作っています。
じっくり時間をかけて焼き上げた餃子は焼き目はカリッと香ばしく、皮のモッチリ感とのバランスが見事、中はジューシーで肉の旨味と野菜の甘味がたっぷりです。
餃子は小(5個)中(15個)大(25個)があり、訪問人数に合わせて注文できます。他に「野菜餃子」「水餃子」や「小籠包」も人気です。
そして独特な一品が「焼売」。初めて注文したなら、その姿に少し驚くかもしれません。
大きめの餃子と比べても倍以上はあるサイズで、まさに肉の塊です。本来肉を包むべき皮も肉に張り付いている程度に見えるほど。肉の旨味がたっぷりで、ぶつ切りされた椎茸も香り・味ともかなりの主張があります。この店ならではの一品としてぜひ注文をおすすめします。
札幌で餃子を食べるなら、サイドメニューの充実も含めてここ「キリン」は絶対に外せない一軒といえるでしょう。
席がなかなか確保できない状況は変わらないものの、現在は隣に「別邸・離れ」ができたので、多少入店しやすくなったかもしれません。
その他の写真
店データ
- 店名
- キリン Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南3条西6丁目 狸小路市場
- 電話番号
- 011-261-8811
- 営業時間
- 17:00〜23:00(売り切れ終了)
- 定休日
- 日曜日・第2月曜日
- アクセス
- 地下鉄大通駅 徒歩5分
- 予算
- 2〜3,000円