銀の舞
ブランド豚を使うこだわりの「豚丼」
「豚丼」は帯広を中心とする北海道十勝地方のご当地グルメとして知られますが、札幌にも本場に負けない「豚丼」を食べられる店があります。
「銀の舞(ぎんのまい)」はその中でもトップクラスの評価を受けている店で、最寄りの駅(JR新琴似)からは徒歩で約30分とアクセスは決して良いといえない場所(※)ながら、昼時には待ち客が出るほどの人気です。
新琴似方面からは、西5丁目・樽川通と西野・屯田通の交差点(新琴似7条14丁目)を左折してすぐの場所になります。
大手グルメサイトでも札幌の豚丼ジャンルでナンバーワンにランクされており、そんな評判を見聞きしての訪問も多いようです。
この店のこだわりはブランド豚「樽前湧水豚」を使っていること。樽前湧水豚はその名のとおり、北海道の樽前山からのミネラルを含んだ湧水を与えて育てられた豚です。
無菌状態で育てられているため、必要以上に火を入れずに焼き上げることができます。肉の片面を焼いて、もう片面はタレに潜らせて炭火にかかった蒸気で蒸し焼きにすることで、「より柔らかく」仕上げています。
他の豚丼店でよく見かける厚切りの豚肉と異なり、この店では「4mm」という厚みにカットします。見た目にはやや薄めに感じますが、豚肉の味と旨みを引き出すのに最適な厚みがこの4mmなのです(同店公式ホームページより)。
メニューは、醤油ベースの「しょう油豚丼」に北海道物産展で出店していたレシピを再現(マヨネーズ+オニオンフライ)「元祖 銀の舞豚丼」、塩ベースの「葱塩豚丼」、そして味噌味の「極み味噌 豚丼」。それぞれ「バラ・ロース・ミックス」の3種類があります。
昼営業時には「ランチ」(各豚丼のミックスに小鉢・味噌汁・漬物付き)セットも用意されています。
定番の「しょう油豚丼」は醤油ベースのタレで焼かれます。高品質な肉の旨みと甘みを活かすため、甘さを強調しないタレですがコクは十分。肉はやや薄めの分、柔らかさとジューシーさが際立ちます。
卓上の「山椒」もタレと良く合い、味に深みを加えます。さらに「ゆず胡椒」もあり、こちらもちょっとした味変が楽しめます。
その他、子供向けの「お子様豚丼」もあります。
店内にはゆっくり座れる掘りごたつ席もあるので、グループや家族連れにも向いています。
豚丼を食べ終わる前、肉を一切れ、ご飯をスプーン2杯程度残し、出汁茶をかけての「〆の出汁茶漬け」も味わえます。肉はもちろん、タレもご飯も最後まで、しかもおいしく食べ切れる。この店ならではのアイデアといえるでしょう。
その他の写真
店データ
- 店名
- 銀の舞 Webサイト
- 住所
- 札幌市北区新琴似7条14丁目6-24 清水目ビル1F
- 電話番号
- 011-788-4847
- 営業時間
- 11:30〜15:00、17:00〜20:00
- 定休日
- 不定休
- アクセス
- JR新琴似駅徒歩30分、北海道中央バス新琴似8条13丁目停留所 徒歩2分
- 予算
- 1〜2,000円