※ 営業時間の変更等最新の情報は公式ブログでご確認ください。

数多くの飲食店が群雄割拠する札幌の繁華街すすきのでは、料理がおいしいだけなら当たり前、その店独自の “売り” が求められています。

今回ご紹介する「旬菜鮮魚 味和久（みわく）」は “塩麹マイスターが作る料理と全国の銘酒のマリアージュ” が、他にはない独自性を出している居酒屋です。

場所はすすきの駅から徒歩3分の都ビル。何軒もの人気店が入っているグルメビルとして知られます。1階には札幌屈指の人気居酒屋「はちきょう」。その他、ジンギスカンの人気店「ポッケ」やバーの名店として知られる「BAR PROOF」や「the bar nano」など、錚々たる店が入るその４階に「味和久」はあります。

エレベーターを降りて廊下を奥に進むと、入口の横には日本酒のラベルがズラリと貼られ、「おいしいお酒が飲めるぞ！」という雰囲気を漂わせています。

店内はカウンター5席にテーブルが4卓と小体な造りですが、その分スタッフとの距離が近くなるのはむしろメリットといえるでしょう。

料理は札幌ならではの鮮魚に旬の野菜、そして塩麹マイスターであるご主人の塩こうじ料理（メニューには「塩こうじ」と記載）が自慢。

お通し一つをとっても、北海道は名寄のブランド品「星空雪見法蓮草」などをサラっと出してくれます。越冬したほうれん草で、素晴らしい甘みが楽しめます。こんなところも味和久の魅力です。

おすすめは「旨塩ポテトサラダ」。
塩麹に塩気のある生ハム、そしてポテトの甘みのハーモニーが旨みに昇華する傑作メニューです。
日本酒にもよく合うので、この店では注文必須の一品といえるでしょう。

塩こうじメニューでは「とろける温泉豆腐」も人気。温泉成分に塩麹を加えて柔らかくてマイルドな味に仕上げています。

この店では日本酒の揃えももうひとつの “売り” ですが、有名な地酒ばかりを集めているのではありません。店主が厳選した、店の料理によく合うものをタイプ別に用意しているのです。

それがよく分かる日本酒のメニューの「地酒シート」。
全体を4つに分け、左上にすっきり、左下が力強い、右上がふっくら、右下が華やかと、それぞれ該当するタイプのお酒が付箋で貼られています。

お酒は毎週変わるので、お客さんが選びやすい工夫といえるでしょう。

これらを気軽に楽しめる「コース」も用意されています。

お酒を片手に北海道らしく「氷下魚（こまい）」などの干物を味わう、これもまた魅力的。
すすきので行く店に迷ったら、こんなに楽しめるメニューが揃う「味和久」を思い出してください。きっと「おいしい時間」を過ごせることでしょう。