定食 めし屋
コスパ抜群の海鮮丼と塩ラーメン
今回の舞台は、札幌の台所札幌市中央卸売市場・場外市場の中でも一際ディープなスポット「卸売センター」です。
そう言ってもなかなか分かりにくいので、場外市場の中央通りにある「根室かに市場」の赤い看板を目印にするとよいでしょう。その隣に入口があります(卸売センターで分かればかなりの市場通です)。
中に入ると、ちょっと薄暗い(少し怪しげな?)通路に何軒かの食堂が並んでいます。
今回ご紹介したい「定食めし屋」は、その中の一軒です。
店は昭和の定食屋といった雰囲気で、4人がけテーブルが4卓。カウンターはあるものの普段は使っていないようなので、ほとんどの場合はテーブルでの相席になります。→ その後増席しました。
ここの名物は「海鮮四品丼」(2,000円、以下全て税込、朝11時まで限定)という「かに・いくら・サーモン・帆立」の4種類が乗った丼です。家庭的な味の味噌汁も付いています。
これに夏の時期なら「うに」をトッピング(900円程度)するのがおすすめ。
丼の値段が五割増しになってしまいますが、使っている生うにもモノが違います(写真は道南の松前産キタムラサキウニ)。
せっかくの北海道、グルメを満喫しましょう!
女将さんからの「サーモンと帆立は(醤油をつけて)お刺身のように、かに・いくら・うにはそのまま食べてね」というアドバイスを耳にしつつ、まずはうにをそのままひと口。
その甘いこと、そして旨みもたっぷりなことに驚きます。
サーモンもトロっとした食感で、程よい脂の乗り。身が締まってしっかり弾力を感じる帆立、そして手作りであろういくらは優しい味付けで、サーモンの下で出番を待つかにとともにご飯によく合います。
どのネタも、明らかにワンランク上と感じさせる質の良さです。
ここ数年、値段が少し上がってしまいましたが、それでもこのクオリティからはコスパ抜群!といえるもの。
そしてこの店の隠れた名物、というか多くのお客さん(市場関係者も多い)が注文している「塩ラーメン」もおすすめの一品。
オホーツクの天然塩とホタテの出汁をうまく使った旨味たっぷりのラーメンです。
サービスの小ライスで最後は「おじや」にして食べるのがお決まりになっています。
その他、店名(定食めし屋)に違わず「豚生姜焼定食」や「豚丼」「あんかけ焼そば」などバリエーション豊富なメニューが並んでいます。
その中でもう一品おすすめがあります。「かにチャーハン 」です。
この店のかには名物「海鮮四品丼」のネタのひとつだけに、半端なものは使いません。
そのかにをたっぷり使って、腕達者のご主人が作るチャーハンは一味違います。
シンプルな味付けながら「かに」の食感と旨みがよく分かる仕上がりです。
海鮮も定食も、そしてラーメンやチャーハンまで食べられる「定食めし屋」は、ご主人と女将の接客も良い場外市場の穴場店。
札幌では知っておいて損のない一軒です。
その他の写真
店データ
- 店名
- 定食 めし屋 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区北11条西22丁目1-26 卸売センター
- 電話番号
- 011-615-5354
- 営業時間
- 7:00〜15:00(売り切れ終了あり)
- 定休日
- 水曜日
- アクセス
- 地下鉄東西線二十四軒駅(5番出口) 徒歩6分
- 予算
- 2〜3,000円