手打ちうどん 寺屋

札幌で本場「讃岐」を伝えるうどんの名店

手打ちうどん 寺屋

札幌のみならず北海道の麺文化といえばまずラーメン、そして蕎麦ということになり、「うどん」はあまり見かけることがありません。日本一のソバ産地ゆえに蕎麦はわかるとして、小麦の生産も断トツの日本一なのに何故かうどんはマイナーな位置づけになっています。

店の前には常に待ち客

店の前には常に待ち客

そんな北海道の札幌で、本場の「讃岐」うどんを伝えるべく日々うどんを打ち続ける店が「手打ちうどん 寺屋(てらや)」です。

場所は最寄り駅が地下鉄東西線の琴似で、そこから歩いて15分ほどかかる西区の山の手3条6丁目。決して便利とは言えない立地ながら連日行列ができる人気店(予約は不可)です。

店内はカウンター・テーブル・小上がりがあります

整然としたカウンター(他にテーブル・小上がり)

店主の寺井嘉朗さんはうどんの本場、香川県の出身。大学を卒業後、東京・香川の有名店で修行し北海道・札幌でこの店を開きました。

「手打ちうどん 寺屋」は、かつて人気テレビ番組の企画でナンバーワンを獲得した実績があります。
さらに食べログの「百名店」にも選ばれている(2020年までは道内唯一でした)という、今や名実ともに札幌の頂点にあるうどん店といっても過言ではありません。

コシの強いうどん

コシの強いうどん

この店のうどんの特徴は、何といっても讃岐ならではの強い “コシ”
本場香川で讃岐うどんを食べたことがある方なら、ひと口でこの店の “本場” 度合いを感じることでしょう。その本格うどんに、北海道の真昆布に瀬戸内の煮干し・ムロアジを使った出汁つゆが見事にマッチします。

純粋にうどんの味を楽しむなら冷製のうどんがおすすめ。

おすすめの「かしわ天ぶっかけ」

おすすめの「かしわ天ぶっかけ」

「ざる」(560円、以下全て税込)に人気のかしわ天と組み合わせた「かしわ天ざる」(920円)や「天ざるうどん」(960円)がおすすめです。

「ぶっかけ」(610円)も麺をダイレクトに味わえる食べ方で、こちらも「かしわ天(ぶっかけ)」(1,020円)や「(ぶっかけ)天ぷら」(1,070円)の組み合わせは外せません。

「かしわ天」は本場の味

「かしわ天」は本場の味

この店の「かしわ天」は大きめの鶏天ぷらで衣は熱々のサックリ、肉は柔らかい状態で揚げてあり本場に比べても劣らないほどのクオリティ。これが5個も乗っているので食べ応えも十分です。

トッピングも各種(110円〜)、「ちくわ・半熟玉子・えび・ごぼう」の天ぷらに「温泉玉子」や「わかめ」なども用意されており、これらを自由に組み合わせて好みのうどんを作ることができます。

トッピングの組み合わせも楽しみ

トッピングの組み合わせも楽しみ

うどんの出汁を使った讃岐の地元グルメである「おでん」(150円〜)も人気で、香川直送の練り物に加え北海道の野菜も使い、これらを讃岐流にからし味噌でいただきます(おでんだけの注文はできません)。

おでんの「平天」と「肉だんご」

おでんの「平天」と「肉だんご」

香川名物の「平天」(150円)や自家製の「肉だんご」(210円)北海道の平取和牛を使った「牛すじ」(210円)ほか、どのタネにも目移りして困るほど。

おでんは讃岐流「からし味噌」で

おでんは讃岐流「からし味噌」で

おでんに加えて自家製の「きゅうりと力士みそ」(400円)などの一品料理もあるので、うどんの茹であがりを待つ間、各種の地酒や焼酎とともに楽しめます。

ご主人は「香川でのうどん屋の楽しみ方を北海道の皆さんに感じてもらい、うどんに対する固定概念を変えたいと思います」とのこと(公式ホームページ)
このコメントこそが「手打ちうどん 寺屋」の存在意義を表しており、この店を強くおすすめする理由でもあります。

<サツメシ:うどん特集>

その他の写真

店データ

店名
手打ちうどん 寺屋 Webサイト
住所
札幌市西区山の手3条6丁目1-10
電話番号
011-622-4828
営業時間
11:00〜14:30、18:00~21:00(土・日・祝日は11:00〜17:00)
定休日
月曜日(祝日の場合翌火曜日)・第3火曜日
アクセス
地下鉄東西線琴似駅 徒歩15分
予算
1〜2,000円

おすすめメニュー

  • ざる:560円(税込)
  • かしわ天ざる:920円
  • ぶっかけ:610円
  • かしわ天ぶっかけ:1.020円
  • トッピング各種:110円〜
  • 讃岐おでん各種:150円〜

詳しくはこちら