餃子 すぐるや
すすきので味わう手作り餃子
夜のすすきの、通りを入った小路にある「餃子 すぐるや」は “知る人ぞ知る” 餃子の名店です。
営業は少し遅めの19時から。すすきので、餃子での “締め” や “ちょっと一杯” の店としてよく使われます。
店内はカウンターだけの7席。ご主人一人で切り盛りしていますが、この店の餃子は注文を受けてからの(なんと皮のしから)手作りというこだわりのものです。
当然時間がかかるので、お酒を注文すると出してくれるお新香などの「お通し」(200円)をつまみながら焼き上がりを待つのがお決まりになっています。
メニューは焼餃子系と水餃子系の2本だて。
基本の「焼餃子」は、ニンニクを使わず味のアクセントを出しつつ肉の旨味も引き出した餡に、それを包むキツネ色にカリッと焼かれた皮との組み合わせが見事です。
さらにこちらも注目の一皿。
その名も「華麗なる餃子」。
一般的には “カレーで味付けした餡” が入ってるかと想像されますが、食べてみると中には超熱々のカレールーが(そのまま)入っていてビックリ!となります。
このカレールーが店自慢の香ばしい皮とベストマッチング。火傷にはご注意ですがひと口味わえば、きっと冷めるのが待ち切れなくなることでしょう。
「水餃子」は皮のツルンとした口当たりともちもち感、特製のタレも相まって餡のおいしさが良くわかる仕上がりです。
このシンプルな水餃子の他に「おろし餃子」と「ピリピリ餃子」のバリエーションがあります。
「ピリピリ餃子」は、注文を受けてからご主人が作ってくれるピリ辛の特製ダレを水餃子にかけたもの。これもまた自慢の餡を楽しめるバリエーションとしておすすめです。
数少ないサイドメニューで長年の名物といえるものが「いもの華」( 現在休止中のようです)。
一見ニラ饅頭のようなスタイルですが、パリッとした皮に “じゃがいもコロッケ” あるいは “ポテトサラダ” を思わせる芋餡が包まれています。添えられたマヨネーズとの相性もバッチリの一品です。
この店は本当の餃子専門店でライスもありません。
これは “皮がご飯(餡がおかず)”と思えるほどの完成度だから。であればこそ「皮とカレールーの組み合わせ」にも納得!といえるでしょう。
場所と営業時間からすすきので飲んだ後の “締め” によく使われ時間によっては行列ができるほどの人気ですが、ご主人一人での調理のため長居は無用。
さっと食べて、飲んで、締める。…そんな粋な使い方がおすすめの店なのです。
その他の写真
店データ
- 店名
- 餃子 すぐるや
- 住所
- 札幌市中央区南6条西3丁目 ニュー公楽 1F
- 電話番号
- 011-512-1001
- 営業時間
- 19:00〜22:30
- 定休日
- 日曜日・祝日
- アクセス
- 地下鉄すすきの駅 徒歩5分
- 予算
- 1〜2,000円