こうひいはうす
昭和52年創業「電車通りのスープカリー」
札幌ご当地グルメの「スープカレー」。札幌市内には200軒を超える専門店があるといわれています。
今ではごく一般的になっているその“スープカレー”という料理名が初めて使われたのは、1993年に開店した「マジックスパイス」(白石区)というのが定説です。しかしそれ以前より札幌には何軒かの店で同様のカレーが提供されていたことも知られており、今回はその一軒「こうひいはうす」をご紹介しましょう。
場所は札幌市電山鼻西線「ロープウェイ入口」停留所近く、ロープウェイで登る藻岩山を背にして市電通りに面しています。看板には「昭和52年創業」(1977年)さらに「電車通りのスープカリー」とも表記されており(スープカレーでは)相当の老舗であることがわかります。
店名から想像できるように本来は喫茶店であり、自家焙煎のコーヒーを提供し豆の販売をしているほどの本格的な珈琲専門店でもあります。
人気のスープカレー、この店では「18時間鶏ガラと野菜を煮込んだ無添加スープをベースに胸焼けしないあっさり薬膳スープ」と言うように、無添加の澄み切ったスープが特徴です。
定番は「チキンカレー」。柔らかく煮込まれたチキンレッグに揚げたナス・ニンジン・ブロッコリー・刻まれたキャベツなどの野菜(時期により多少変わるようです)にゆで卵が入っています。チキンは「あげチキン」もあります。
辛さは1〜10まで、中辛は3、大辛は5からになります。ライスは通常160g、大盛りで320g(+150円、15時までは無料)です。
トッピングはメインメニューの具材が選べるほか、店主おすすめという「手作り豚バラチャーシュー」や「アチャール」(インドの辛酸っぱいスパイスの入ったピクルスで味変におすすめ:店説明)があります。アチャールには「カリフラワー・ブロッコリー・ゴーヤ・オクラ・カブ」などがあり、時期により食材が変わるので、カウンターやテーブルに置かれた専用メニューの確認をおすすめします。
メインメニューには定番の「チキン・あげチキン」のほか「寄せとうふ・ハンバーグ・ねばねば(納豆・なめこ)・胸肉フリッター」があり、さらに「チキンカツ」などのカツカレーがあるのもスープカレーとしてはユニークといえるでしょう。
「サラダ・ドリンクセット」は300円で和風サラダとドリンクがセットになるというお得なサービスです。
和風サラダはスパゲティ入りで上には鰹節、ボリュームもしっかりという手抜きのない一品。
ドリンクはもちろん店自慢のコーヒーもOKです。
いつ出す(食後等)かも聞いてくれるので、スープカレーの後にゆっくりコーヒーを味わって締める。
この店ならではの楽しみといえるでしょう。
その他の写真
店データ
- 店名
- こうひいはうす Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南20条西15丁目3 伏見コーポ1F
- 電話番号
- 011-561-9115
- 営業時間
- 11:30〜20:00
- 定休日
- 水曜日
- アクセス
- 札幌市電ロープウェイ入口 徒歩2分
- 予算
- 〜1,000円