アジャンタ総本家
スープカレーの元祖は “薬膳カリィ”
札幌のご当地グルメとして知られる「スープカレー」。今や札幌のみにとどまらず全国的な人気を誇る料理としての位置を確たるものにしています。
そんなスープカレーの歴史(※)を遡ったとき、辿り着く店が「アジャンタ」。その “総本家” を名乗り、“元祖スープカレー” を標榜する店が「アジャンタ総本家」です。スープカレーの “原型” となった「薬膳カリィ」を創業以来提供し続けています。
場所は地下鉄東豊線の元町駅から徒歩約10分。決してアクセスの良い場所ではありませんが、駐車場はいつも満車という人気です。
スパイスの香り漂う店内はカウンターにテーブルが5卓。各席はゆったりした配置になっています。
定番は「とりかりぃ」。こだわりのスープは30種類のスパイスと15種類の漢方薬を使って毎日6時間をかけて作っています。具には大きな骨付きチキン(レッグ)が2本に大きめにカットされたニンジンとピーマン。これぞスープカレーの “原型” とされるスタイルです。
スープは薬膳の香りが漂い、サラリとしつつもオイルの口当たり。さらにチキンと野菜系の旨味と甘味にスパイスの辛味が追いかけてくる。そんな味わいです。
最近のスープカレーでは当たり前になっている “辛さの段階的メニュー” はなく、基本は(注文時の調整も可能)テーブル上のオリジナルスパイス「マサラ」で調整します。
チキンレッグはスプーンでホロリと崩れるほど柔らかく煮込まれており、2本をほぐせば皿一面に広がる量があります。これをオンザライス!チキンの味わいがよくわかる食べ方です。
ライスはスープに投入してみるのもよいでしょう。スパイシーさが増して、オンザライスとはまた違った味わいになります。
その他「とりなすかりぃ」「とり野菜かりぃ」というバリエーションメニュー。さらに「野菜かりぃ」、ラム肉のミートボールが入る「かしみーるかりぃ」、土日限定の「らむかりぃ」などがあります。
伝統の「薬膳カリィ」を基本としてメニューは絞っていますが、それは徹底的に手間をかけて作っているから。ゆえに毎日50食が限界とのことで、スープが売切れた段階で営業終了となります。
そんなこだわりを長年持ち続ける「元祖」スープカレー、ぜひ一度味わってみてください。
その他の写真
店データ
- 店名
- 薬膳カリィ本舗 アジャンタ総本家 Webサイト
- 住所
- 札幌市東区北23条東20丁目2-18
- 電話番号
- 011-784-8910
- 営業時間
- 11:00〜15:00(スープ切れ終了)17:00〜21:00(スープ切れ終了)
- 定休日
- 年末年始
- アクセス
- 地下鉄東豊線元町駅 徒歩10分
- 予算
- 1〜2,000円