和処さゝ木
西11丁目駅近くの“知る人ぞ知る”名店
今回は “知る人ぞ知る” といえる穴場の店をご紹介しましょう。
その店は「和処さヽ木」。
地下鉄東西線西11丁目駅(2番出口)近く、目の前は市電が走るビルの地下にあります。同じフロアには人気の餃子や焼肉の店もあるちょっとしたグルメスポットです。
この日はランチの開店前に到着するも既に行列ができていました。
店内はカウンター7席、小上がり4席×2卓、6名2卓で(減席の場合もあり)行列だけで満席になってしまうこともあります。
行列客の目的は「ランチ」。
中でも「生ちらし定食」(税込1,200円※)はこの店の看板メニューです。※ 2024年4月現在。
席を確保し、注文して待つことしばし。
丼に盛られた生ちらしにお碗、小鉢と漬物がお盆に乗って登場します。
「生ちらし」のネタはマグロ・ネギトロ・カツオ・白身・サーモン・エンガワ・イカ・甘エビ・ホタテ・シメサバ・トビっ子など10種類以上。
よく見る玉子や大葉の上に乗せたワサビ、きゅうりの細工ものなどでスペースを埋めたようなものではなく、カットサイズも大きくその下に隠れたネタがあるほどの豪華版です。
そして大きな特徴がシャリ(寿司飯)を「赤酢」で仕込んでいること。
赤酢は江戸前の老舗寿司店などでも使われる酢でシャリと混ぜると褐色になり、一般的な白酢に比べて香りが高くまろやかな味わいが特徴とされています。
特にこの店自慢の脂の乗ったマグロには相性が抜群で、これは一度食べてみる価値ありです!
汁碗もエビ+あら汁的な作りで、出汁もよく出て味わい深いもの。ここにも手抜きのなさが窺えます。
ランチにはこのほか「生寿司定食」(1,200円)「鯖の一夜干し定食」(900円)「天ぷら定食」(950円)があり、その日の特選ネタを盛り合わせた限定丼も用意されます。この日は「生本マグロのカマトロとしぐれ煮の相盛り丼」で、限定丼を目的に来店する常連客も多いようです。
近くにはプリンスホテルや中央区役所(現在は改築中)などもあり、訪問・滞在機会もあることでしょう。そんな日のランチタイムにはここ「和処さヽ木」がイチ押しです。
ただし開店前の行列は必至なので、早めに到着するスケジュールを立ててくださいね!
その他の写真
店データ
- 店名
- 和処さゝ木
- 住所
- 札幌市中央区南1条西11丁目1-302 コンチネンタルビルB1F
- 電話番号
- 011-271-3777
- 営業時間
- 11:00〜14:00、17:00〜22:30
- 定休日
- 日曜・祝日
- アクセス
- 地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩3分
- 予算
- 1〜2,000円