ミルチ
札幌で孤高の老舗インドカレー店
札幌でカレー といえばスープカレー。まさに “スープカレー王国” の札幌ですが、本格的なインドカレーにもおすすめの店があります。
その一軒が今回ご紹介する「インドカレー ミルチ(MIRCH)」です。
インドカレーの店の中には、運営会社が “インド人シェフや店員を雇って本場風の店作り” で営業する。そんなカレー店も多くあり、本場の雰囲気を醸し出してはくれますが、その接客には今ひとつ満足できないことも多いものです。
その点「ミルチ」は創業30年以上の歴史を持つ、札幌の夫婦が営むインドカレーの店であり(もちろんインド人スタッフも雇いますが)、接客も含めて店主夫婦のキャラクターを反映した明るい雰囲気になっています。
店名の「ミルチ」はインドで「唐辛子」のこと。ミルチのカレーは、“水を一滴も使わず北海道名産有機玉ねぎの水分で長時間煮込んで作られたもの” です。
激辛などの流行は追わず、店名の唐辛子はあくまで味のバリエーション。徹底して「ミルチ流」のカレーを追求し続けています。
玉ねぎやトマトのベースに、秘伝の熟成スープと30種類以上のスパイスを加えて完成されるカレーは、野菜の旨みがしっかりと感じられます。その味をシンプルに楽しむなら「チキンカレー」(ナン or ライス付き)がおすすめです。
カレーを注文すると茹でジャガをサービスしてくれます。
東京の名店「エチオピア」や「ボンディ」を思い出す嬉しいサービスで、そのままでも、カレーに入れてもおいしく食べられます。
人気ナンバーワンは揚げナスの入った「チキン・ベイガン」。ナスが旨みたっぷりのカレーソースを吸って、さらに味の深みを増すという絶好の組み合わせです。
開店以来の人気メニュー「チキン・ド・ピアザ」は、鶏肉と素揚げした玉ねぎが入ったカレーで、レトルトカレーとしても販売されています。
「カレー」はチキンのほか、マトン、ビーフ(キーマ)、野菜・豆(ダル)、シーフードなどにそれぞれのバリエーションがあり、全部で50種類以上とメニューが豊富です。
サイドメニューも定番の「タンドリーチキン」をはじめ、ニンニク味のチキンバーベキュー「ガリカバブ」やマトンひき肉を使った串焼き「シークカバブ」などがラインアップ。カレーと組み合わせて楽しめます。
ナンのおいしさもミルチの人気の理由です。
黒ごまのふられた「ナン」は油っぽさを感じさせない仕上がりで、カリッとした表面に中はふんわり、口に含めばタンドールで焼いた香ばしさと旨みが広がります。
ナンはその他、「レーズン・チーズ・キーマ・ガーリック」などがあり、精製する前の小麦粉を使ったインドパンである「ロティ」も食べられるので、こちらもおすすめです。
ミルチが札幌で錚々たるスープカレーの名店にも負けずに、長年人気を確保しているのは “ミルチならではのカレー” が食べられるから。
この店と同じカレーは他では食べられません。「孤高」ともいえるそのカレーをぜひ一度お試しあれ。
なお、ミルチでは全てのカレーがテイクアウト可能です。詳しくはこちらからご確認ください。
デリバリーにも対応しています。詳しくはこちらから。
店データ
- 店名
- インドカレー ミルチ Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南5条西20丁目1-16
- 電話番号
- 011-551-6761
- 営業時間
- 11:30〜22:00(L.O.21:30)
- 定休日
- 月・火曜日(祝日の場合は営業)
- アクセス
- 地下鉄東西線西18丁目駅 徒歩6分
- 予算
- 1〜2,000円