ニシジルシ
独創的な「鶏煮込みカレー」一本で勝負!
スープカレーの街札幌でも「こんなカレー食べたことない!」と思うことでしょう。
今回ご紹介する「ニシジルシ」はそんな店です。
場所は地下鉄東西線西11丁目駅(大通の隣駅)から徒歩10分ほど、市電の西線6条からは5〜6分。住宅街にあって看板もなく、小さく店名の書かれた暖簾だけが目印なので、少し見つけにくいかもしれません。
店内はカウンター4席にテーブルが3卓、クラフト感のあるカフェ風の造り。
メニューはカウンターから上を見上げたボードに手書きされており、メインは「鶏煮込みカレー」。サイズが3種類(通常・小・大)と、パクチーやチーズなど10種類ほどのトッピングが用意されているだけです。
そのカレーは何とも特徴的で、お皿の真ん中にライス、その周りにスープ状のカレー。ご飯には付け合わせとじっくりと煮込まれたパキスタン風を思わせる鶏肉がかけられています。
ライスは、ななつぼし・発芽玄米・バスマティライスをブレンド。付け合わせもその日によって変わる(写真はナスとパプリカのアチャール、キャベツと人参の浅漬け、白菜のスパイスナッツがけ)という手間のかけ方です。
これらを全部混ぜて食べるのがおすすめで、ご主人からもその旨のコメントがあります。
混ぜた状態で食べてみると、リゾットを思わせるような不思議な食感に出汁、酸味、スパイシーといろいろな味わいを感じます。
さらにテーブルのスパイスを追加すると、辛みがカレーの旨味を引き出し、食べるほどにクセになっていくかのよう。これはインドでもタイでもない全く独特なカレー。カレー好きにはぜひおすすめしたい一品です。
「ニシジルシ」ではクラフトビールと特製のコーヒーも用意しており、カレーとともに店の三本柱としています。
クラフトビールは(訪問時は缶ビールでしたが)“スッキリ系” を希望すると、アメリカオレゴン州ポートランドZoiglhaus(ゾイグルハウス)の「ZOIGLE-PILS」をすすめてくれました。
苦味とキレのバランスの良いビールです(アルコールは他に「焼酎」や「シードル」「サワー」などもあり、ちょっとした「おつまみ」もあるので、BAR的な利用も有りかもしれません)。
コーヒーは「NITRO COLD BREW(ナイトロコールドブリュー)」。
数年前に有名コーヒーチェーン店で限定発売され大きな注目を集めたことから、その名を耳にしたことがあるかもしれません。
COLD BREW(水出し)コーヒーに専用のサーバーで窒素(NITRO)を注入して、クリーミーな泡を作ります。見た目はまるで黒ビールのようなコーヒーで、苦味とまろやかさのバランスは、カレーとも相性の良さを感じるものです(コーヒーは札幌の名店オニヤンマコーヒーのものを使用)。
場所は札幌の繁華街からは少し離れますが、その分穴場的な雰囲気で、他にはないカレーやビール、コーヒーを味わえる「ニシジルシ」。
一度このオリジナリティあふれるメニューを体験してみてはいかがでしょうか。
「ニシジルシ」ではカレーのテイクアウトが可能です。
詳しくは電話(011-596-6585)でご確認ください。
その他の写真
店データ
- 店名
- ニシジルシ Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南7条西11丁目2-19
- 電話番号
- 011-596-6585
- 営業時間
- 11:30〜21:00(売切れ終了)
- 定休日
- 水曜日(不定休ありSNS参照)
- アクセス
- 札幌市電西線6条駅 徒歩7分
- 予算
- 1〜2,000円