札幌でこんな店を知っていたら素敵だな…と思わせてくれる店が「ビストロ・ルプラ」です。

すすきのから中島公園方面に向かうときに交差する鴨々川の辺りにひっそりと、いつもシャッターが全開になっていないので開いているのか心配になりますが、隠れ家的なこの佇まいが特徴でもあります。

多くの人数は入れませんが、その分細かく行き届いたサービスが嬉しい店です。
店内には黒板メニューがあって、その日のメニューやワインリストが書かれています。もちろんそれを眺めて注文を決めても良いのですが、明るい雰囲気のマダムがすぐに声をかけてくれるので、相談しながら決めることができます。

例えば「喉が渇いたから手頃なスパークリングが飲みたい」と伝えれば、すぐにおすすめを提供してくれます。

お通しにはこの店の名物ともいえる「グジェール」。
簡単にいえばチーズの入ったシュー皮ですが、この店の具ジェールは旨みのあるチーズとシュー皮の組み合わせが最高で、これを食べただけでもシェフの実力がわかるほどのもの。

ビストロらしく気軽なメニューもありますが、本格的フレンチが売りでもあります。各皿はボリュームたっぷりなので、何人かでシェアして楽しむのがよいでしょう。

「和牛ホホ肉赤ぶどう酒煮」（2,600円程度、黒板メニューなので当日ご確認ください）は、柔らかく煮込まれたホホ肉とソースが赤ワインによく合う一品。

マダムはFacebookでも気軽に繋がってくれるので、日々のおすすめや空席の情報を受け取ることができます。

「ビストロ・ルプラ」は今年（2019年）開店30周年になる老舗で、長年のファンが多い店です。
それゆえ店は満席になってしまうことが多いので、予約か事前の確認をおすすめします。

テイクアウトも行っています。詳しくはFacebookをご参照ください。