鶴の蔵

札幌の地酒「千歳鶴」直営の立ち飲み居酒屋

鶴の蔵

北海道を代表する酒蔵といえば札幌の「日本清酒」です。
社名そのままだとピンと来ないかもしれませんが、お酒のブランド名「千歳鶴」ならほとんどの人がご存知でしょう。

札幌の地酒「千歳鶴」

札幌の地酒「千歳鶴」

日本清酒は北海道の最大手蔵として普通酒の流通が多いため、一般には晩酌向けのイメージを持たれているようです。しかしながら酒造りにおいても優れた技術を誇り、毎年行われる「全国新酒鑑評会」では、北海道でダントツの金賞受賞実績を誇る酒蔵でもあります。

その酒造りの技術を結集した最高傑作が、大吟醸「吉翔(きっしょう)」
酒米の王様とされる「山田錦」を精米歩合40%まで磨き上げ、じっくりと醸した最高グレードのお酒です。

今回はその吉翔を気軽に飲める店「鶴の蔵(つるのくら)」をご紹介しましょう。
JR札幌駅からも地下鉄のさっぽろ駅からも歩いて3分ほど、地下を通れば外を歩く距離はわずか10m程度というアクセスの良い場所にあります。

この店、実は日本清酒即ち「千歳鶴」が直営する立ち飲み居酒屋なのです。それゆえ、千歳鶴のお酒が各種豊富にそろっています。

誰もがこの店で驚くのが、「千歳鶴ってこんなにたくさんの種類があったんだ。しかもおいしい」ということ。
一杯350円(以下全て税抜)から各グレード、造りの違いなど様々に楽しめます。そして「季節の限定酒」や「飲み比べセット」が充実しているのが、この店の大きな特徴です。

冬の仕込み時期にしか味わえない「純米しぼりたて うすにごり」や、春の「純米吟醸 春しぼり」(600円)など、搾りたてならではのフレッシュさが味わえる工場直送品が並びます。

おすすめの「大吟醸飲みくらべ」セット

おすすめの「大吟醸飲みくらべ」セット

飲み比べは「金賞受賞酒」や「吟醸・純米・本醸造」(780円)のセットなどその時々の企画ものも登場しますが、不変のおすすめは「大吟醸 飲みくらべ」セット(1,980円)です。

純米大吟醸の「瑞祥(ずいしょう)」、北海道産酒造米による大吟醸「雪原の舞(せつげんのまい)」、そして最高級酒「吉翔」という贅沢な組み合わせ
これら最高クラスの吟醸酒をこの値段で気軽に味わえるのは、まさに蔵元直営ならばこそといえるでしょう。

お酒に合わせた料理もグランドメニューには「岩内産にしんくん(にしんの燻製)」(350円)や「めふん(鮭の腎臓の塩辛)(380円)・ほや塩辛(400円)」などの珍味類。さらに「エイヒレ・こまい(氷下魚)」などの炙りもの、「自家製さつまあげ(400円)・ハムカツ(320円)」など酒飲みが喜ぶ肴が揃っています。

懐かしい「赤ウインナー」

懐かしい「赤ウインナー」

当日のおすすめは店内ボードに掲示されており、郷愁漂う「赤ウインナー」や「生ラムジンギスカン」なども登場します。

もうひとつの売りは「缶詰」類。
これこそ立ち飲みならではの気軽なメニュー。カウンターやテーブルにあるカゴから好みの缶詰を選んで、アテとして楽しめます。

気軽に缶詰の「コンビーフ」

気軽に缶詰の「コンビーフ」

これらは缶を開けてそのまま出すのではなく、たとえば「鯖缶」は野菜を添えて盛り付けてくれたり、「コンビーフ」はさっと炒めてマヨネーズを添えてくれたりします。
缶詰の組み合わせも自由自在なので、自分だけのオリジナルおつまみを作ることもできます。

カウンターには「スナック菓子」が

カウンターには「スナック菓子」が

缶詰と並ぶ名物が「スナック」類。

市販のスナック菓子が缶詰と同じようにカゴに入れて置いてあり、その中から好みのものを選んでおつまみにすることができます。「立ち飲みで軽く楽しみたい」そんな客目線にしっかりと立った居酒屋ならではのシステムといえるでしょう。

気軽なおつまみになります

気軽なおつまみになります

このようにいろいろな楽しみ方ができて、お酒も最高クラスの大吟醸酒を手頃な値段で味わえる
「鶴の蔵」は札幌の地酒を気軽に飲むならば、ぜひチェックしておきたい一軒です。

店データ

店名
鶴の蔵 Webサイト
住所
札幌市中央区北4条西5丁目1-3 日本生命北門館ビル 1F
電話番号
011-222-1200
営業時間
16:00〜23:30(L.O.23:00、土曜日は〜22:30)
定休日
日・祝日
アクセス
JR札幌駅 、地下鉄さっぽろ駅徒歩3分
予算
1〜2,000円

おすすめメニュー

  • 地酒(千歳鶴)各種:350円(税込)〜
  • 大吟醸飲み比べセット:1,980円
  • 岩内産にしんくん:350円
  • 赤ウインナー(当日メニュー):350円
  • 缶詰各種:300円程度〜