2025年10月にオープンしたばかりの「北海道牛重 かわべ」はその名のとおり “北海道” にこだわった「牛重」の専門店です。

場所は地下鉄東西線西11丁目・18丁目両駅の中間（18丁目寄り）の中通り。

入口にはメニュー看板が置かれますが、品書きはなんと2品のみ。

「北海道牛重」とその「極」。それだけにこだわりが満載ということです。

店内は余裕のある席の配置でカウンターが4人＊２列、4名テーブルが２卓という構成。
今回はレギュラーメニューの「北海道牛重」を注文。

程なくして運ばれたお盆には牛重にスープ、そして付け合わせが乗っています。

ご飯の上には2種の部位をそれぞれ調理法で仕上げた牛肉を盛り合わせ。

まずはオホーツク「大橋牧場」の知床牛の「そともも」を低温調理し、道産赤ワイン使用の特製ソースで味わいます。

さらに北海道の幻の玉ねぎ「札幌黄」の甘味を活かした割下で火入した「厳選部位切り落とし」という組み合わせです。

「付け合わせ」にもこだわります。

割下にも使う札幌黄のスープ。独特の上品な甘さが楽しめます。

自家製長芋のピクルス、山わさび、生黒胡椒が添えられます。

ピクルスは程よい酸味が口中をさっぱりしてくれ、肉の合間に好適。
山わさびは低温調理の「そともも」にベストマッチです。

オプションにはあべ養鶏場「下川六〇酵素卵」を用意。

まろやかで旨味もたっぷりな卵なので、すき焼き風の「厳選部位切り落とし」との組み合わせは相性抜群です。

ぜひ追加での注文をおすすめします。

なお、ご飯の量はやや少なめに感じるかもしれませんが、「大盛り」オプションがプラス150円で用意されていますよ。

以上、メニューは限られていますが、牛肉の旨さを味わうにはこれで十分と思わせる秀逸な「牛重」として、その完成度は文句なしといえるでしょう。