酒房しんせん(閉店確認中)
北海道の旬を味わえる名店
※ 酒房しんせんは閉店情報があり、現在確認中です。
札幌で “北海道の旬” を味わうなら最高の一軒、と自信を持っておすすめできる店が「酒房しんせん」です。
場所はすすきの南地区。店構えは一見普通の居酒屋か郷土料理店の雰囲気ですが、席に着いて出される料理を見て、それを味わった瞬間にイメージは一変するでしょう。
ご主人の越後茂樹さんは北海道食材への造形が深く、より良い素材を求めて猟も釣りも自ら行い、それぞれの生産者の元へも足繁く通います。そんな旬の食材をおいしく食べさせることにかけては札幌でも第一人者とされています。
それはこの店がミシュランガイド北海道の2012・2017年と連続で堂々の2つ星に輝いていることが証明しており、その料理を味わいに北海道内外から多くの食通が集まって来るのです。
この店では “旬のものを少しずつおいしい食べ方で” という方針を徹底しています。そのためグランドメニューはなく、10,000円・12,000円・15,000円(税抜)の「おまかせ」が基本。
ある日の前菜には自家製のいくら醤油漬けをはじめ、北海シマエビやツブ貝などに仕事を施し、さらにはジビエの蝦夷鹿にハスカップのソースという、北海道らしい酒肴を用意してくれました。
「お造り」は単なる刺身ではなくこだわりの活魚を中心に、例えば天然のホタテや珍しいメヌケなども登場します。これは道内各地にコネクションを持つご主人ならではのもの。
秋にはきのこ類を使った料理、中でも松茸や天然舞茸を使った「土瓶蒸し」「天然なめこのおろし和え」などは味も香りも季節を感じさせてくれる逸品です。
「焼き物」はおまかせコースのメイン料理になります。
ご主人はテレビ番組で「究極の鮭の塩焼きレシピ」を紹介したほどの腕前。鮭・サクラマス・さんまなど、旬の魚の旨さを引き出す塩加減と見事な焼き加減はまさに達人の技です。
そして締めの食事には、手打ちの蕎麦や細めのうどんなどを、自慢の出汁つゆでいただきます。
これらの料理はあくまで一例で、旬の時々に一番おいしい素材を厳選して調理してくれるので、何が出てくるのかというワクワク感があります。
予約時には「どちらからいらっしゃいますか?道外の方ですか?」などと聞かれます。
これは北海道の方なら地元でも珍しいもの、道外からなら北海道らしい食材を中心にと、お客さんによって料理を変えてくれる気遣いです。
カウンターはご主人の素材や料理の話が聞ける特等席ですが、4〜5席なので予約時に空いていたらぜひ確保することをおすすめします。
その他の写真
店データ
- 店名
- 酒房しんせん(閉店確認中)
- 住所
- 札幌市中央区南6条西3丁目 秋水ビル 1F
- 電話番号
- 011-512-3721
- 営業時間
- 17:30〜23:00
- 定休日
- 日曜日・祝日
- アクセス
- 地下鉄すすきの駅 徒歩5分
- 予算
- 10〜15,000円