牛タンの笑や(移転)
仙台牛タン “元祖” の味を引き継ぐ店
※ 「牛タンの笑屋」は移転しました。
移転先住所:札幌市中央区北2条西3丁目1-12 敷島ビルB1F
下記記事は旧店舗のものですが、店データ・メニュー等は移転時のものに更新しました。
店名タイトルを見て、「札幌で牛タン?」と思われるかもしれません。
その通り、牛タンは札幌の名物ではありませんし専門店も多くはないのですが、中には隠れた名店もあります。
今回ご紹介する「牛タンの笑や(しょうや)」は、まさにその一軒!です。
場所は札幌大通公園の南側、南1条電車通りに面したビルの地下。
カウンターに小上がり3卓という店内は、長年の常連客を中心にいつも賑わっています。
この店、驚くなかれ “仙台牛タンの発祥” とされる名店「味太助」の分店なのです(味太助公式HP)。つまり元祖の味を札幌で楽しめる貴重な店といえるでしょう。
本店同様、基本は「牛タン定食(麦飯・テールスープ付き)」の店です。
昼は定食のみで、夜は牛タンの単品や一品料理もあり、お酒も楽しめます。
カウンターに座れば、お皿に青菜漬と南蛮味噌漬が盛られ、そこに焼きたての牛タンを1枚(カットして2枚)ずつ乗せてくれます。
牛タンは適度な柔らかさながらしっかり噛みごたえがあり、噛むほどに旨味も感じられるまさに “元祖” 品質で、近年流行の分厚く柔らか過ぎるものとは一線を画します。
一品料理のおすすめは、仙台牛タンの地元で採れる「三陸産ワカメ」。独特の食感があり、特製のタレがその旨味を引き立てます。
さらに知る人ぞ知る名物「三角定義あぶらあげ」もあります。
これは仙台の奥座敷(中心部から車で約1時間)ともいわれる青葉区大倉の通称 “定義如来” 西方寺(さいほうじ)門前で130年の歴史を誇る「定義豆腐店」の人気商品で、その名の通り三角形で分厚い、食べ応えのある油揚げです。これが食べられるのは札幌でもこの店くらいではないでしょうか。
その他、札幌畔田(くろだ)商店の「厚揚げ焼き・寄せ豆腐」も用意されています。
日本酒は飲み切ると新しい一升瓶が入荷補充されるシステムで、グランドメニューはありません。お酒の好みを言えば、ご主人がおすすめの銘柄を選んでくれます。
ユニークなものでは「笑やハイボール」。中国の「五加皮酒」を使ったオリジナルカクテルで、牛タン焼きにもよく合います。
ここ「牛タンの笑や」は常連客でいつも混んでいますが、予約はできません。満席なら多少待つ覚悟が必要です。
その他の写真
店データ
- 店名
- 牛タンの笑や(移転)
- 住所
- 札幌市中央区北2条西3丁目1-12 敷島ビル B1F
- 電話番号
- 011-271-7775
- 営業時間
- 11:30〜14:00、17:00〜22:00
- 定休日
- 日曜日・祝日
- アクセス
- 地下鉄大通駅 徒歩3分
- 予算
- 2〜3,000円