らーめんてつや

札幌ラーメン「第二世代」の旗手

らーめんてつや

戦後から昭和の後期に札幌で誕生〜繁栄したラーメンを「元祖系」とするならば、平成に入り1980〜90年代に誕生した新たなラーメンは「第二世代」とも呼ばれます。
その代表ともいえる店が「らーめんてつや」です。

看板には「発祥の地」の文字

看板には「発祥の地」の文字

本店は南7条の西12丁目、「西屯田通」沿い。看板には「発祥の地」と書かれ、その歴史を感じさせます。

札幌のラーメンは味噌ラーメンが有名ですが、発祥は「醤油」味のラーメンでした。
1997年(平成9年)に創業した「らーめんてつや」はその醤油ラーメンを独自の手法で “新たな味” として作りあげ、発展させたのです。

「背脂」が特徴的なスープ

「背脂」が特徴的なスープ

味のベースとなるスープは、1ヶ月寝かせた秘伝の醤油ダレと12時間以上寝かせた豚骨の白濁スープとのを組み合わせ。そして仕上げに「豚の背脂」を散らし、コクとまろやかさを両立させます。

これは「豚骨背脂」系ラーメンと呼ばれ、その後札幌の新しいラーメンスタイルとしてブームを巻き起こしました。てつやが「第二世代」の旗手とされる所以です。

代表メニューの「正油らーめん」(半熟玉子トッピング)

代表メニューの「正油らーめん」(半熟玉子トッピング)

代表的メニューはもちろん「正油らーめん」
麺は4〜5日間の熟成を経たしっかりコシのある縮れ麺で、てつや自慢のスープとよく絡みます。

コシのある「縮れ麺」

コシのある「縮れ麺」

具のチャーシューは上質の豚肩ロースを使い、柔らかく旨みたっぷりに仕上げています。

チャーシューにも“こだわり”

チャーシューにも“こだわり”

トッピングではスープをさらにまろやかにする「半熟玉子」がおすすめです。

これらをバランス良く組み合わせた完成度の高さが、今なお札幌で “一級品のラーメン” たらしめているのでしょう。

おすすめのトッピング「半熟玉子」

おすすめのトッピング「半熟玉子」

「正油」以外に「みそ」「塩」も用意されており、南7条本店ではこの店限定の “店主 内海てつやの「まかないらーめん!」もあるので、訪問の際には要チェックです!

「らーめんてつや」は本店を含め札幌に5店舗ありますが、決してチェーン店的な多店舗経営ではなく、あくまで広くラーメンを味わってもらうため。
各店の近くに行った際には、「第二世代」の旗手として札幌のラーメンを牽引してきた伝統の味を体験してみてはいかがでしょうか。(店舗情報はこちら

その他の写真

店データ

店名
らーめんてつや 南7条本店 Webサイト
住所
札幌市中央区南7条西12丁目2-19
電話番号
011-563-0005
営業時間
11:00〜翌1:30
定休日
水曜日
アクセス
地下鉄東西線西11丁目駅 徒歩10分
予算
〜1,000円

おすすめメニュー

  • 正油らーめん:950円(税込)
  • みそらーめん:900円
  • 塩らーめん:900円
  • まかないらーめん!:930円(平日ランチ・ディナータイムは「めし小」サービス
  • 味玉(半熟玉子):130円
  • めし:250円(小)180円

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