175°DENO担担麺 本店
「痺れ」を追求する究極の担担麺
※ 当記事は2022年3月訪問時の内容です。本店メニューは現在少し変わっていますので、参考記事となります。
近年ますます人気の「担々麺」ですが、発祥は1800年代の中国四川省。天秤棒を意味する「担担」を担いで売り歩いたことにその名を由来します。
日本ではTV でも有名な陳建一さんの四川飯店(東京赤坂、創業者はその父陳健民氏)で、日本人の食に合わせた料理として考案された「担々麺」がそのはしりとされています。
そんな担々麺ですが、札幌を代表する店といえば「175°DENO担担麺」ということになるでしょう。変わった店名ですが、「ひゃくななじゅうごどでのたんたんめん」と読みます。
「担々麺を徹底的にこだわって作ってみたい」そう考えた現店主(出野氏)が、全国の有名店をはじめ本場中国の四川省成都まで食べ歩き、その後の修行を経てオープンした店です。
特徴は「本場の味に日本のラーメン技術を融合させたオリジナリティ」にありますが、それでも店名と料理名は、その発祥の由来に従い(担々ではなく)「担担麺」にこだわっています。
「175°」は特製のラー油を煮込む時の温度とか。それに名前のDENO(出野)を組み合わせて「175°DENO担担麺」という、ユニークな店名にしたそうです。
今回ご紹介する「本店」は地下鉄大通駅の1番出口(西端の出口)から歩いて2分ほどの場所にあります。ビルの看板が目印ですが、店は1階の奥で少し分かりにくいかもしれません。
しかし昼時には看板がわりといえるほどの行列ができているので、すぐに見つかるでしょう。
基本のメニューは「汁なし担担麺」か「汁あり担担麺」。さらに「シビれない・シビれる・すごくシビれる」と、券売機にわかりやすく表示されていますので、この6種類の組み合わせから決めましょう。
人気は「汁なし」の「シビれる」(850円、以下全て税込)。
担担麺はその発祥のスタイル(天秤を担ぐ)から「汁なし」が主流だったとされ、この店でもおすすめの組み合わせになっているので、迷ったらこれ!です。
その他、「痺れ・辛さ増し」や「肉増し」「温泉玉子・チーズ・パクチー・花椒」などのトッピングがあります。
店主自ら本場四川省成都の山奥まで行って買い付けてきた「四川花椒」を使い、道産鷄のガラスープに自家製のラー油、秘伝のゴマだれ、具材として炒醤肉(ひき肉炒め)・カシューナッツ・蝦米(干しエビ)などが組み合わされます。
そうして出来上がるこの店の担担麺は香り・痺れ・辛さなど全てが本格的で、トッピングなどにはオリジナリティを感じさせるものです。
まずは麺と具材・タレをよく混ぜまて、もっちりの麺を味わいましょう。
カウンターには各種の調味料があるので、これらを加えて “味変” を楽しみます。
その後は「温泉玉子」(100円)を加えるのも、味がまろやかになっておすすめです。
麺を食べたら「ごはん」(150円、小100円)を投入して「おじや」にしていただきましょう。
タレや調味料の旨み、辛み、スパイシーさが合わさって絶妙の味に昇華しています。
「汁あり担担麺」(900円)も、じっくり旨みを抽出した鶏ガラスープをベースにゴマの香りが立ち上る「汁」が自慢で、北海道産小麦粉100%の特製麺に花椒の痺れとともに絡む人気の一品です。
平成25年(2013年)札幌で開店するや行列のできる店となり、今や札幌市内に複数店舗を構え、東北や東京にも進出しています。
札幌駅近くには「札幌北口店」や「駅前通店」もあるので、都合に合わせてのご利用をおすすめします。
「札幌北口店」はJR札幌駅北口を出て目の前という便利な場所で日曜日も営業、旅行や出張で札幌駅を使う時に便利な店舗です。
「駅前通店」は札幌地下歩行空間「チカホ」直通のビル地下1階にあるので、雨や雪にも降られずにアクセスできます。
※175°DENO担担麺では各店にてテイクアウトに対応しています(参考)。
店舗によってはデリバリーも始めています(出前館・Wolt)。詳細は公式Twitterを参照ください。
その他の写真
店データ
- 店名
- 175°DENO担担麺 本店 Webサイト
- 住所
- 札幌市中央区南1条西6丁目20 KYビル 1F
- 電話番号
- 011-596-8175
- 営業時間
- 11:15〜15:00
- 定休日
- 無休
- アクセス
- 地下鉄大通駅1番出口 徒歩2分
- 予算
- 〜1,000円