札幌といえば「ラーメン」、それも飲んだ後のラーメンは大人気。特にすすきのにはそんなニーズに合わせて、深夜まで営業しているラーメン店が数多くあります。

その中で 締めのラーメンならここ！ と、ご紹介したい店が「ラーメン 信月（しんげつ）」です。
場所はすすきの駅からすぐ近く、銀座通り「元祖ラーメン横丁」の隣 と言えばわかりやすいでしょう。ただし路面店ではなく、ビルの中なのでご注意ください（寿司店と居酒屋の間が入口）。

開店は昼の12時。それから延々と翌朝の5時まで営業している、まさにすすきの客のためのラーメン店といえます。

店内はカウンターのみの10席なので、店の前に行列ができることもしばしば。それもそのはず、ラーメン 信月はミシュランガイド北海道2017で “ビブグルマン” を獲得しているほどの高い評価を受けている店なのです。

そんな名店を 締めのラーメンにおすすめする理由は、「しおラーメン」（730円、以下全て税込）がお酒を飲んだ後にぴったりだから。あっさりしながら適度な脂と旨味たっぷりのラーメンが、気分をリフレッシュしてくれます。

オーソドックスなチャーシューに、シンプルな味付けのメンマ、黄色っぽい縮れ麺。さらに色鮮やかなナルトとスープの浸み込むお麩が乗る、見た目は北海道によくあるラーメンです。

もちろん「正油」（730円）や「みそ」（780円）も良い出来で捨てがたいところですが、こと “締め” となれば「しお」がイチ押し！になります。
ラードの膜が張ったこってりスープが多い札幌のラーメンは 「別腹とはいえ厳しい」 いうファンも多いようです。

さらにおろし生姜が乗った「しょうがラーメン」。しお（850円）正油・みそ（各890円）それぞれの味がある中で、一番人気はやっぱり「しお」。
定番のラードではなく、生姜効果で体がポカポカに温まる、これもまた北の街札幌ならではのラーメンといえるでしょう。

小腹が空いてるなら、「ミニチャーシュー丼セット」（しお・正油1,060円、みそ1,100円）や「ミニチャーハンセット」（しお・正油1,060円、みそ1,100円）もおすすめです。

隣のラーメン横丁は観光客でいっぱいですが、ここ信月は（特に遅い時間に）地元のサラリーマンで賑わいます。まさに、すすきのの深夜を象徴する光景といえるでしょう。